COMPASS古賀 言葉から未来を拓いて(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS古賀に4年前のちょうど今頃から通い始めて、現在は小学校3年生のお友達がいます。
当時お友達は、語彙が少なく、言葉で気持ちを言葉で表現できませんでした。
お友達はひらがなの読み書きもできず、苦手な課題だと泣き出したり、集団活動への参加もできませんでした。

保護者様は、まずお友達が「ひらがなの読み書き」ができるようになって欲しいと望んでおられます。
また集団活動にも参加できるようになって欲しいと希望しておられました。

この願いを受けた個別支援計画では、当初では「COMPASSの環境に慣れ、楽しく通いましょう。」という目標を設定しました。
「ひらがなの読み書き」などの上達を目指し、まずは日常生活でよく使う言語を獲得して使えるように導き、お友達がさまざまな活動に積極的に参加できるように促していきます。

お友達に選択した課題は、「絵本」「COMPASSのプリント」発語へのアプローチとして「あいうえおの歌」「絵カード」、「遊び」「製作」「シール貼り」「書字」「かずのおけいこ」「プットイン」などが選択されました。
ところが当初は語彙も少なく、先生とコミュニケーションをとること自体が課題でした。
先生とお友達の会話では、指示の理解、課題の意味、どう感じているのかを測るのが難しかったといいます。

先生が戸惑いながら提示する課題や指示も、苦手だと感じたときは、泣き出してしまうお友達です。
お友達がどんな課題を難しいと感じるのか、繊細なお友達の気持ちを測りながら、最適な課題を選定し、自信を得て一歩ずつステップアップしていけるように成長の見通しを立てた活動を促していきました。

例えば「ひらがなの読み書き」では、自分の名前など、お友達に親しみのある言葉の文字から読み書きの練習を始め、楽しみながら自信がつくように促していきます。
中でもお友達が難しいと感じているときは、課題を「文字書き」から易しい「なぞり書き」に変更するなど、一つ一つの課題の達成レベルを低くすることで、できなかったこと、難しいと感じていることも「あ!練習すればできるんだ!」という体験を積んでいけるように構成していきました。

全ての活動において、お友達が尻込みせず、ワクワクした気持ちで楽しく参加できるように、お友達の気持ちを整え、配慮しながら課題の質や量も同時に調整するように心がけます。
集団活動でも、お友達が安心して周りのお友達と関われるように、ごく少人数の集団活動から始め、製作や模倣遊びなどを通して先生や周りのお友達との関係作りに配慮していきました。
やがて、利用開始から4ヶ月ほど経過した翌年の6月くらいになると、苦手な課題でも挑戦しようとする姿勢が見られ始めたといいます。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター古賀
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