COMPASS松茂Wing 落ち着き、姿勢が変化して(1)

火曜日のCOMPASSです。
昨年の初夏から松茂Wingに通い始めたのは、現在小学校2年生のお友達。
保護者様によれば、お友達は2~3歳頃より多動的な面が見られていたといいます。
例えば周囲を見ずに飛び出したり、高い所から飛んだりなどヒヤッとする危険な行為がありました。
お友達の気持ちが不安定なときには頭や顔を搔きむしったり、壁に頭を打ち付けたりなどの行為が見られたそうです。

保護者様は、お友達がしっかりと着座し、集中して勉強できるようになってほしいと話しておられました。
危険な行動をする傾向があるので、危険認知能力をつけられるようになり、また整理整頓ができるようになってほしいと願っておられました。
個別支援計画は、まずCOMPASSに通うことに慣れ、次いで物の管理・整理整頓を学び、習慣化できるようになり、また危険なものや危険なことを知り、危険行為から遠ざかることを目指して、すぐに視覚情報に反応したりせずに、落ち着いた行動が選択できるようになることを目標としていきます。

お友達に選択した課題は「遂行課題」「運動遊び」「COMPASSのプリント」「注意集中を目指した課題」などでした。
お友達は気になる目につくものにまっしぐらで、とにかくあちこちに興味が移ってしまいます。
好き勝手に行動できないし、やるべきことがあることはお友達もわかっていました。
それでも目の前の魅力的に映るものに惹かれて衝動的な行動をとることがやめられません。

先生は落ち着いて、やるべきことを1つ1つこなしていくことを学び、身につけていくにはどうすべきかと考えました。
そこで来所時には一緒にランドセルの中身を確認し、学校から配られているプリントを一緒に畳んだり、勉強道具を確認したりしました。

指示を受けたり促されても切り替えができないことも度々ありました。
運動では、個別でも集団でも、ダッシュしたり、ストップしたりするなどの指示を瞬時に聞き分けられるような活動を療育の中に組み入れました。
やがて指示に反応して正しく行動することを何度も繰り返していくうちに、お友達は抵抗なく指示を聞き入れられるようになっていきました。

また、時間が来たら切り替えるという約束を交わし、タイマーを活用して時間を区切り、次の行動へのきっかけを作って足掛かりとしていきました。
そんな1つ1つスモールステップで成功体験を積み重ねながら支援していきました。
(後編へ続きます)

COMPASS.松茂wing
所在地:〒771-0220
    徳島県板野郡松茂町広島字南ノ川43-1
連絡先:088-677-9328

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