金曜日のCOMPASSです。
丸亀Believeのお友達が通い始めてから2年が経過し、お友達は現在小学校3年生になりました。
通い始めた頃は落ち着かずうろうろ歩き回っていたのですが、1ヶ月過ぎた頃からは着座姿勢で目の前の課題に取り組む姿勢を見せるようになってきました。
やがてお友達はBelieveを「座ってお勉強をがんばるところ」だと認識し始め、次第に集中して学習に取り組める時間も伸びてきて、言葉にも、数にも、巧緻性や行動面にも、成長を感じる発見を見せ始めました。
語彙が増え、オウム返しがなくなり、挨拶を交わしたり、自分から先生に話しかけるようになりました。
ひらがなの読み書きは今も練習中ですが、特殊音節(拗音)なども指さしをしながら正しく読めるようになってきているそうです。
文字を書くことにはまだ苦手さがあるようで、なぞり書きから始まり、形は整いにくいものの名前を正しく書けるようになってきました。
さらにバランスよく形の良い文字になるように、マス目に合わせた文字書きの練習をしています。
数には元々興味を持っていたお友達、10までだった数の認知が2桁へと、理解できる数が増えていきました。
お友達はその後も数への挑戦を続け、100までの理解に苦戦していましたが、ついに今年の夏に「100」を達成できました。
日常生活動作では、「箸使い」は補助箸から練習を始めましたが、普通の箸を使えるようになりました。
また、保護者様からのご要望があり、「ひも結び」にも取り組み始めました。
最初はあまり興味がなさそうに見えた課題でしたが、次第に「ひも(の練習)する!」と言うようになり、「真結び」や「蝶々結び」を見事に習得できました。
言葉が増え、さまざまな活動での経験が積みあがるにつれ、視線が先生だけでなく周りのお友達にも向くようになってきました。
同じ空間で過ごせるだけでなく、話しかけたり、誘ったりすることはまだできませんが、並んで活動ができるようになり、余暇の時間にもおもちゃを共有しながら遊んだりできるようになってきました。
その変化の様子を活かしながら、現在は集団活動では意図的に友達と関わる機会を取り入れ、小集団での製作活動なども行っています。
保護者様からも少しずつ言葉が増え、やりとりが成立するようになってきたと評価していただいています。
成長を促すための支援計画や活動も大切ですが、保護者様と事業所と密に関わり、ご自宅の様子、学校での取り組みでなどを詳しく教えていただき、常に話し合うことが療育に大きく活かせる要素でした。
変化を好まないお友達には同じ方法・同じ教具での練習を繰り返すことで、少しずつ成長やレベルアップにつなげていきました。
COMPASSの働きかけだけでなく、お友達の頑張りも手伝って、特に今年の夏には、ひらがなの読み、数唱・計算、ひも結びなど、保護者様が思っていた以上にできるようになったと、とても喜んでいただいています。
お友達が幼い頃には何を思っているのか、何が嫌なのかが分からなかったとお悩みだった保護者様は、数々の成長の中でも、「思いが言葉で分かるようになったこと」が嬉しいと一番に答えてくださったといいます。
事業所で「〇〇したい」「〇〇は嫌だ」などの発言が見られ、質問にも「はい」「わかった」「〇〇する」「〇〇しない」「貸してください」など自分の言葉で返答できるようになり、今ではお友達から先生に話しかけてくれることも増え、言葉のフォローや選択肢を与えるような支援はなくても会話を楽しむ様子が見られています。
保護者様は、この春から取り組み始めたひも・蝶々結びについては「長期的に見て習得できれば…」とのお考えだったようですが、巧緻性も向上したお友達は蝶々結びをクリアし、ひもの靴が履けるようになったことをとても喜んでくださっているとのことです。
成長した未来へと続く道に置いた「言葉でのコミュニケーションを楽しみ、自分の思いや要求を伝える」という目標は継続し、これからも引き続き言葉が増え、自分の言いたいことを正しく伝えられるようになり、また、聞く、話す、読む、書くだけでなく、文章のルールでも言葉を理解できるように、また、現時点ではまだ大人からの注意や助言が必要な危険なことを避け、自分で周りや対象物をよく見て判断し、安全な行動ができるように導いていきます。
COMPASS発達支援センター丸亀Believe
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