水曜日のCOMPASSです。
COMPASS枚方に今年の2月から通い始めたのはこの春から年長さんに進級したお友達です。
ご相談を受けたとき、出産の際に低体重児として生まれたため「発達が遅れるかもしれない」と言われたとお聞きしました。

保護者様は、お友達が毎日を楽しく過ごしてほしいと希望しておられました。
「人の話をしっかり聞いて理解すること」や「気持ちを伝える」ことも苦手だったお友達。
相手の話をしっかり聞くことができるようになってほしいと話しておられました。
また、来年には就学も控えているため、小学校生活を楽しく送れるように成長を促して欲しいと願っておられました。

個別支援計画では、まず、文字や数に興味を持てるように促し、学習への取り組む姿勢、また色々なことに挑戦する気持ちを育てることを目標としました。
このために文字の読み書きや数の認知の向上を目指して「ひらがなのおけいこ」「月例プリント」などを選択しました。

お友達は、話を聞くことや内容の理解が苦手でした。
まず先生は「話を聞くこと」ができるように、お友達に積極的に声をかけていきました。
どういう声掛けだとしっかり聞くことができるか、どんな言葉に反応するのか、興味を持っていることや好きなことは何か・・・
手探りながら、来所するたびに、この「お話」は継続して行われ、言葉の意味や会話の内容もしっかり理解できるように促しを続けていきました。

一方、発音の不明瞭さを改善するため、発声のお手本を伝えながら模倣を促しました。
ひらがなの読み書き、会話、数の認知などについての学習活動を目指しました。
そんな着座姿勢で取り組む学習は長時間の継続が難しく、度々離席することもあったのだそうです。

それでも少しずつ着座時間できる時間を伸ばしながら活動に取り組み、成長を促していきます。
やがて3ヶ月が経過した頃から少しずつお友達に成長への変化が見られ始めました。
（後編へ続く）

COMPASS発達支援センター枚方
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