COMPASSセンター大村自主的に取り組めるように（２） | COMPASS（コンパス）発達支援センター

COMPASSセンター大村　自主的に取り組めるように（２）

2024年12月21日

土曜日のCOMPASSです。
センター大村のお友達が通い始めて半年が過ぎた頃、覚えた色の名前や言える言葉が増えてきました。
そして今、2年近くが経過し、お友達は年中さんのクリスマスを迎えようとしています。

お友達は活動を通してたくさんの経験を積み、それが自信につながり、言語面に関しては特に問題ない程、話せるようになり、上手に歌も歌えるようになりました。
先生に聞かれたことにも、自分なりの受け答えができるようになりました。

COMPASSで見せるだけでなく、園の授業参観でも皆の前で発表することができたと聞きました。
積極的に周りに話しかける性格ではありませんが、集団活動では嫌がらずに参加してとても楽しんでいます。
自信がついてきたお友達は、お友達は積極的に色々なことに挑戦しようとする気持ちが育ってきたようです。

COMPASSの「事務室には線から入れません」というルールもしっかり守れています。
情緒面も、以前に比べるとコントロールができるようになってきたようです。
はっきりと言葉で意思を伝えることは難しいときがあるものの、先生の指示もしっかり理解して、素直に行動してくれるようになりました。

気掛かりだった言葉の遅れも改善し、保護者様もお友達同士の関わりも見られてきたと話されています。
まだ拙さは残る会話ですが、思いやりがあり、優しい性格で周りを良く見て行動できているお友達。　
まだ時折不安になるとしくしく泣いて俯き、泣き止むことができないこともあります。
それでも切り替えが随分スムーズになり、見通しを持って行動できるようになってきていて、生活動作も向上し、自分の荷物、着替え等も自分ひとりでできることが増えてきたことを喜ばれています。

お友達が自分から発信して気持ちを伝えられるまでには時間がかかりましたが、言葉だけでなく色々な方面での成長を確認できています。
お友達が大好きな「となりのトトロ」の散歩の歌を仲良く一緒に聴いたことや、集団活動では相手を思いやる様子を見せ、率先してお友達を気遣った行動をしてくれていること１つ１つがこれまでにない大きな成長です。

火災訓練では、消防車を興味津々でお友達と仲良く座って眺めている様子が見られ、その様子から先生たちは心の成長を感じたと話していました。春には年長さんになり、活動もやがて来る就学を目指すものに徐々に切り替えていきます。

これまでと同様に、継続して語彙力の向上を図り、自分の気持ちを言葉でより豊かな表現で伝えられるようになり、気持ちをコントロールできるように目指していきます。
お友達が今よりもっとコミュニケーション能力を高めていけるように促し、将来的な就学に向けて心身共にリフレッシュできる環境を整えながら、様々な活動を通して楽しく成長へ向かうように支援していきます。