COMPASS三豊 人との関わりを育てる(2)

木曜日のCOMPASSです。
初めての利用から2年半、お友達にとって日々覚える言葉たちがつながって会話へと成長していきました。
すぐに崩れていた着座姿勢も徐々に正しい姿勢で座れるようになり、周りの音や人の動きや気になるものに反応して離席がちだったことも次第に改善していきました。

ただ1つの活動から別の活動への切り替えに関してはなかなか成果が見られず、6年後、今年の4月頃からようやく変化が見られるようになってきました。

活動では1つ1つの課題を完了させて次のステップに進むことができたらいいのですが、お友達の場合、そう簡単にはいかなかったようです。
そこで時間を意識して行動できるように話し合い、タイムスケジュールを決めて活動するという流れを作って取り組みます。

最後まで終わらせられたとき、もう少し頑張ろうと予定以上の課題を頑張ろうとしたとき、先生はお友達をこの上ないくらい褒めちぎりました。
スケジュールを決め、課題をこなし、頑張れたらたくさん褒めてもらえる・・・お友達と先生はチームでこの流れを日々繰り返していきました。

お友達は来所後には学習活動の後に自由時間が来て、好きな遊びができるという流れに沿って日々を送っていきました。
この流れに沿った活動で、新しくて馴染めなかったことが次第にお友達のあたり前の日常になり、中学生の今は活動から活動への切り替えもできるようになってきました。

休み時間にはお友達が夢中で大好きなドミノやピタゴラ装置などの製作を楽しんでいますが、実は以前はドミノ制作で別のお友達が触ろうとすると「あーやめて!」と、とても嫌がっていました。
ところが最近は自分からお友達を誘ったり、ドミノに興味があるお友達がいると「教えようか?」など言えた。実は以前は、そんな製作も最近ではCOMPASSのお友達と一緒に作ることを楽しんでいる姿を見かけます。

6年間お友達を見守ってこられた保護者様は「コミュニケーションを少しずつ取れるようになり、興味がある遊びには自分から話しかけて一緒に遊ぶといった様子が見られるようになりました。」とお友達の確かな成長を喜んでいただいています。
先生たちから見ても、会話でも正しい助詞の使い方ができるようになり、気持ちの切り替えが以前よりできるようになったことや、思い通りにならないときも、以前のように怒っておもちゃを投げてしまうこともなくなったことなどの1つ1つが成長の証だと、とても喜んでいます。

まだまだ新しい習慣になって欲しいことはたくさんあります。
お友達との関わりや、正しい距離感など、より複雑なコミュニケーション能力の向上を目指しながら、思い通りにならないときもスムーズに折り合いをつけられるようになることを目指します。

COMPASS発達支援センター三豊
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    香川県三豊市豊中町笠田笠岡2074番4
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