COMPASS Jr 繰り返しの先の・・・(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS Jrに3年前の春から通い始めたのは、今春小学校6年生になる男の子です。
以前もお友達の成長をお伝えする機会がありましたが、子どもの1年は本当に驚くべき成長を見せる奇跡だと感じます。

小さな頃からCOMPASSの児童発達支援に通い、できるだけたくさんの経験をして、就学を迎えたお友達。
当初は指しゃぶりがやめられず、排泄にも介助が必要だった頃から見ると、ずいぶん成長しています。
目下の困りごとは、おしゃべりが上手にできるようになってきましたが、その分会話は一方的になり、会話のキャッチボールにならないことなのだとか。

保護者様はそんなお友達に「相手を傷つけることなく、仲良く遊んで欲しい。」と望んでおられます。
また大人になって自立した生活が出来るように、身の周りのことを出来るようになって欲しい、手先の器用さが備わり、巧緻性を高めたいとも希望しておられました。

Jrで作成した個別支援計画は、もうすぐ6年生になるお友達が、自分でできることを増やし、やるべき課題や物事に取り組めるようになることを目指します。
そして人との関わりにおいても、無理なく周りの人と関わりながらコミュニケーション能力を伸ばすことを目標に設定しました。

お友達と楽しく取り組んだのは、迷路、なぞり書き、スケジュールを立てるといったことでした。
これまでと同じように「静かタイム」「運動療育」「文字や数の書き取り」「しりとり」などの課題にも緩急を入れながらお友達が飽きずにしっかり取り組めるように促しを続けます。

COMPASSで活動していても家に帰りたがったり、送迎車に乗りたがらずごねることもありました。
その都度、先生はお友達に向き合い、楽しい話題を提供したり、見通しを持てるような話をするように努めました。
以前から周りの人が嫌がっていることでも面白がってやめられないこともありました。
身辺自立につながる訓練では苦手な指先の使い方や道具の使い方の練習も好きではなかったようで、なかなか集中して取り組めなかったお友達です。

集団活動に誘っても気分が乗らないときは頑なに参加しようとしないときもありました。
そんなとき先生は、マンツーマンで話し合う機会を設け、なぜ参加したくないのかといった理由を聞き出し、受け止めたうえで参加できるように楽しいイメージを持てるように集団活動への促しを続けました。

お友達は、夏休みなどの長期休み明けには学習したはずの文字や計算などを忘れてしまうこともありました。
そんなとき先生は定着を目指し、何度も何度でも繰り返し同じ学習を実施しました。
やがてさまざまな課題でみられたことの定着は次第に形となり、3年生になった頃からは落ち着きを見せ、会話も一方的ではなく、キャッチボールができるようになってきました。
(後半へ続きます)

COMPASS Jr.
所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1丁目3−5
連絡先:093-472-3288

(事業所名をクリックして頂くと、事業所案内ページへ。また電話番号のクリックで電話がつながります。)
Copyright(c)2018@compass328 T.0. All Rights Reserved.

初めての方へ

COMPASSの療育手法
ご利用者の声
COMPASS施設一覧