COMPASS 大村Link きっかけを探すために(2)

火曜日のCOMPASSです。
COMPASS大村Linkのお友達が通い始めて3ヶ月が経ち、7月頃からお友達の様子が少しずつ変わってきます。
利用開始からお友達には、来所してすぐ挨拶、靴や鞄をしまい、トイレに行き、手を洗い、検温、それから着席して静かに活動の開始を待つというルーティンを教え、先生と一緒に取り組んできました。
トイレトレーニングにも取り組んでいたお友達は、この頃から来所するとすぐにトイレに行く習慣的な行動が身についてきました。

実は初めはパンツ着用を嫌がっていたお友達、成功するとご褒美に好きなキャラクターのシールを貼ってもらえるという工夫で、次第に落ち着いてパンツの着用ができるようになりました。
オムツも卒業できていて、療育中お通じを感じたら、自分から「おしっこ!」と先生に知らせてくれて、トイレに行けるようになりました。
お手洗い後や昼食前には「てあら~!」と言いながら、ハンドソープで綺麗に両手を洗うことも上手にできるようになっています。

以前はおやつが配られると、自分だけ先に食べてしまっていたお友達。
活動の中でマナーやルールを繰り返し説明していくうちに、今では自分からお茶を準備して、号令の「いただきます!」の言葉まで待てるようになりました。
その日の終了前の「静かタイム」でも、周りのお友達に合わせて着座姿勢で静かに待てるようになりました。
そして発表などの場面では、手を挙げて発言できるまでになるなど、さまざまなことに対応できるコミュニケーション能力の向上を見せるようになっています。

当初からお友達は周りの人たちへの関心を示すことがなく、集団活動への参加も1つのハードルでした。
それが今では環境や雰囲気への慣れも手伝ってか、集団活動にも参加できるようになったり、得意な制作でできた作品を周りのお友達に配ったりと、コミュニケーション能力と人に対する関心度が向上してきていることは1つの変化です。
約5ヶ月経った今ではあきらかに顔の表情が豊かになり、顔つきもお姉さんになって、落ち着いた様子が見られるようになりました。
こちらが発する言葉に反応する頻度が多くなり「バイバイ」や1~10までの数字にも反応して、後追いで数字を発することも増えてきました。

学習活動では、文字のなぞり書きや言葉の発声の学習にも取り組んでいましたが、練習を重ねたわけでもないのに、ある日突然自分の名前書くこともできるようになっていて、先生たちを驚かせたのだとか。
食事については機会が少ないこともあって、あまりトレーニングは実施できていないものの、スプーンでは上手に食べることができていて、これからはお箸の使い方もマスターできるように、食事の機会があればトレーニング箸から始め、箸づかいの習得にも挑戦していきたいと思います。

お友達が大好きで、得意な作品づくり、特にお気に入りのアンパンマンのキャラクターを折り紙などで表現した作品は、本当に完成度が高く、称賛に価する出来栄えです。
そんな新たな成長へのきっかけを探しながら、今後も創作意欲が継続できるように制作機会を確保し、自由な発想力を継続できるように支援していきたいと思います。
お友達に現れた一連の大きな成長で、この先の伸びは先生たちにとっても確信となり、今後はこれまで以上に可能性と創造性が生まれるような支援をおこなっていきたいと思っています。

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