COMPASS熊本西 少し先に意識を向けて(1)

木曜日のCOMPASSです。
就学のタイミングにCOMPASS熊本西に通いはじめたお友達も現在小学校3年生。
通い始めてもうすぐ3年になろうとしています。
当初、お友達は発語が不明瞭で、思い通りにならないと泣いたり物を投げたりすることがありました。

お友達は危険認知が弱く、「道路は危ない」ことは知っているのですが、何か気になることがあると急に走り出すのだとか。
偏食もあり、ヨーグルト、サケフレーク、みかんゼリー以外はあまり食べられないのだそうです。

保護者様は、最初「小学校に慣れるとともに苦手なことにも少しずつ取り組めるようになってほしい。」と話しておられました。
春には3年目を迎えるお友達、いろいろなことに興味が芽生え始めた様子に、保護者様は興味を持って文字や数字を学んでほしいとおっしゃっています。
日常生活では偏食をなくし、ご飯を少しでも食べられるようになって欲しい、そして自分でできることを増やしてほしいと願っておられました。

個別支援計画では、まず手始めに他者が話しているときに、その場に止まって場を共有することができること、そして苦手な食べ物も半分は食べることができることを目指しました。
次に目指すのは、トイレで「脱ぐ」「着る」「整える」などの下衣操作ができるようになることでした。
やがて少しずつステップを上げ、他者が話している時は静かに聞くこと、食事を完食できること、トイレで排尿ができるようになることも目標としました。

お友達はアニメのキャラクターが大好きでした。
足し算は、アニメのキャラクターで1から10までの加減を繰り返し学習していきました。
何度も繰り返すうちに、少しずつ足し算の概念が理解できていったようだと先生は話しておられました。

食事も課題でしたが、トングを使ったお箸握りの練習はしっかり頑張る姿を見せていました。
ひどい偏食のお友達、お弁当の時間は夏休みは白ご飯しか食べたがらなかったのですが、冬休みを迎えた頃には自主的におかずも食べれるようになってきているのだそうです。

そしてお友達は片付けることも苦手です。
わざとレゴブロックを散らかして気を引こうとする時期がありました。
このブロックを散らす行為は長いこと見られていましたが、ブロックを片付けるまでを「やること」に入れてスケジュールを組み立て、何度も何度もスムーズに片付けられるよう伝えていきました。

ある時期、目先を変えて、レゴブロック専用のミニほうきと塵取りを準備すると、しばらくはそれを使うことを楽しみ、片付けられていました。
そして3年生の現在は、先生の声掛けだけでブロックは片付けられるようになっています。
(後編へ続きます)

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