COMPASS唐津 言葉の蕾が開くように(1)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS唐津に昨年の7月から通い始めたのは現在4歳・年中さんの男の子です。
お友達にはほとんど発語がなく、周りの人との意思疎通ができませんでした。

保育園でもコミュニケーションが難しく、お友達とのやり取りがうまくできずにトラブルになってしまうことが多かったのだそうです。
また、集団活動の中で指示を聞いたり、指示に従って行動するも難しく、落ち着いた行動ができず、目についたり気になるものがあると危険を顧みずに飛び出したりしてしまうこともありました。

保護者様は、お友達の発語・言葉での意思表示、コミュニケーションを望んでおられました
話すだけでなく、先生や周りの人の言葉をよく聞いて意味を理解できるようになってほしいと話されていました。
そしてお友達と一緒にコミュニケーションを楽しみ、危険なことを知り、危ない行動がなくなるようにと願っておられました。

唐津事業所で作成したお友達の成長を目指した個別支援計画の目標。
それはまず、新しい環境に慣れ、お友達と仲良く過ごすことができることを目指すところからでした。
ついで、活動や課題に取り組み、周りの人と関わり合いながら楽しく過ごすことができるようになることを目指しました。

課題としては「絵カード」「あいうえおのうた」「絵本よみ」「あいうべ体操」、プリントも「B3~4」を活用していくことにしました。
これらを活用しながら口の開け方、声の出し方、「話す」という行動について一つひとつ手触り感を確かめるように手のひらに乗せ、丁寧に関わって言葉を沢山吸収できるように繰り返し伝えていきました。

最初のステップとして、楽しい会話をイメージしながら、まずは「はい」「いいえ」といった簡単な返答で意思表示やコミュニケーションの練習をおこないました。
また、言葉だけでなく、お友達同士の関わり方を学ぶ場として触れ合いを経験する場面をたくさん作っていきました。

2~3人の小集団での運動遊びや、リズムに合わせたどうぶつ体操なども、お友達同士でのコミュニケーションや集団の中でのルールの理解や、やりとりの練習につながるように、それはもう何度も繰り返し実践を重ねていきます。
ところがお友達との関わりで発生する玩具の貸し借りや順番の理解、順番を守るといったルールの理解がなかなかできません。
お友達自身は全く悪気はないのですが、どうしてもお友達とのトラブルに繋がってしまいます。

その度に先生はお友達に順番や貸し借りをどうすればよかったかな?と尋ねたり、諭したりしながら何度もより正しい行動になるようにと導いていきました。
やがて半年が経ち、お正月を迎えた頃にはお友達の様子に成長の兆しが見られ始めました。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター唐津
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