COMPASS武蔵新城 次のステージを迎えるために(1)

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS武蔵新城に小学校1年生のお友達が通い始めたのは昨年の春でした。
お友達はゆっくり感じて、ゆっくり考え、ゆっくり成長していくタイプのようです。
疲れたと口にすることが多く、着座姿勢が崩れやすく、背もたれに寄りかかることが多いと言います。
ひらがな50音表や数字の読み書きはまだ未収得、持ち物の整理整頓も苦手、そして随所に強いこだわりがみられます。

保護者様は「言葉の理解を伸ばし、相手に伝わる言葉で話せるようになってほしい。」とコミュニケーション力の向上を願っておられました。
また学習面では文字や数字の理解が進み、学校に楽しく通ってほしい、持ち物に対する強いこだわりが改善できるように、整理整頓や身の回りのことがひとりでできる様になることで安心させて欲しいと希望しておられます。

個別支援計画では、生活で必要な動作が自分でできるようになることが増え、先生やお友達と関わりでも、自分の思いや考えたことを伝えられるようになることを目標としました。
また、ひらがなの読み書きの定着と、数の概念など基本的な学習に興味を広げていくことを目指します。

こうしてお友達とのCOMPASSが始まりました。
お友達に選択した課題は「オリジナルのプリント」「絵カード」「カルタ」「50音パズル」「数字ブロック」「絵本」「積み木」「巧緻性を高める手作り教材」などです。

お友達は、COMPASSのプリントを活用しながら文字の読み書きを練習していきました。
練習の際には練習用のノートを用意し、練習をページごとに積み重ねていくにつれ、お友達の意欲が高まっていったようです。
周囲のお友達と一緒にカルタをしたり、カルタの読み手になることで文字の面白さを楽しめるようになっていきました。

入学した頃は「教科書を毎日全て持ち帰りたい!でもランドセルに入らない・・・」と癇癪をおこす日が毎日続いていたのだそうです。
学校の先生も保護者様の助言も聞き入れられず、お友達はただ泣くばかりだったとか。
また、だだをこねて自宅までものすごく時間をかけてゆっくり歩いて帰ったりする姿も多かったと言います。

それでも時間が経過し、成長したことを一緒に喜び合い、気持ちを先生が代わりに言葉で代弁することで気持ちの折り合いを付けられるようになっていききました。
少しずつ文字への関心が高くなっていくお友達の気持ちと裏腹に、実際にはひらがなをまだ読めないお友達は消極的な気持ちになっていったようです。

そこで、COMPASSのオリジナルプリントを一緒に一枚一枚丁寧に取り組み、「できた!」という経験をたくさん積み重ねていきました。
お友達のとっては苦手な文字もあり、難しいと感じた文字もあったひらがなの学習ですが、お友達の利用回数を週2回に増やしていくことで少しずつ成果が上がるようになってきたそうです。
(後編へ続きます)

COMPASS発達支援センター武蔵新城
所在地:〒211-0044
    川崎市中原区新城3丁目17-9三島ビル2F
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