COMPASS多良見 名前を呼んで(1)

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS多良見にお友達が通い始めたのは一昨年の6月。
お友達には発語がなく、発声できる音は母音だけでした。

身の回りの管理も難しく、運動面はゆっくりで、歩行も不安定だったそうです。
姉妹で仲良く遊ぶことが多いのですが、発語が出ずに思いが伝わらない分、癇癪を起こすことが多かったのだそうです。

保護者様は、発語が増えて欲しいと願っておられました。
伝わらないことが引き金になって起きる癇癪も起きないようになり、不安定さが見える運動面も伸びて欲しいと希望しておられました。

立案した個別支援計画では、身近な単語を発語できるようになり、言葉の模倣を楽しみ、「入れて」「貸して」など貸し借りの際の言葉を先生と一緒に発信できるようになることを目指します。
運動面でもリズムに合わせて身体を動かし、様々な動きに取り組むことで身体能力を向上させ、また身支度の流れを理解し、先生と一緒に取り組むことで日常生活動作の向上を目指していきます。

お友達にはまだ日常生活動作の手順が定着していませんでした。
そこで身支度の流れをスケッチブックに描き、それを一緒に確認しながら視覚的にアプローチを試みました。
また絵カードを活用して、身近な言葉の模倣を促していきました。
他にもひらがなを見ながら名前の発語を練習したりと、何度も言葉を発する機会を作っていきました。

しかし模倣は難しく、向き合って口を一緒に動かしたり、物を介在して発語の練習をしていきましたが、なかなか思った通りにはいきません。
こういったやりとりでも、お友達は覚えることが苦手なようで、繰り返し、繰り返し、スモールステップで取り組みました。

運動面でもまたうまく身体を使うことが難しく、手や足の形を床に置いて、常に意識できるように促していきました。
そこで体操などを通して身体をのびのび動かしたり、模倣を楽しむ。サーキット運動を通して、体幹を鍛えることを目指していきます。
(後編へ続きます)。

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