COMPASS多良見 名前を呼んで(2)

月曜日のCOMPASSです。
COMPASS多良見のお友達が通い始めてから1年ほどが経過した昨年の6月ごろ。
お友達は、成長への変化を見せ始めるようになりました。
お友達は発語もなく、伝わらないもどかしさで苛立ち、癇癪を見せることもありました。
運動も体幹が弱くうまく動けず、学習面でもひらがなの読み書きができず、色を区別して言うことも、身近な単語の発声もできていませんでした。

そこで体をうまく使えるようにと、体操、サーキット運動、感触遊び、箸やスプーンを使った指先遊び、そしてCOMPASSのプリントではA1から取り組んでいきました。
また、来所からのルーティンを先生と一緒にこなし、日常生活の手順がマスターできるように促したり、あいうえお表や絵カードの発声、お買い物ごっこで言葉のやり取りの模倣、絵カードの言葉遊びなどで一つずつ、少しずつ、名前と言葉と発声の一致を試みていきました。

やがてお友達は、周りの大人たちが心から願っていた自分の自分の名前を言えるようになりました。
そして、自分の名前のひらがなも読めるようになりました。
色の理解ができるようになり、発語できる身近な単語が増えてきました。
また、少しずつ運動遊びでもスムーズに模倣ができるようになってきました。

保護者様も名前を言えるようになってきたことや、ご家族や先生にお友達なりに伝えようとする様子が見られ始めていると、成長を評価していただいています。
色が理解できるようにり、お友達とのやりとりでも「貸して」と言えるようになったり、集団では模倣も難しかったお友達がゲームで負けて悔しいという気持ちも見られ始めました。

身支度も少しずつ自立が見られ「ものの名前を言ったり、自発的な発語が少しずつ増えていることが嬉しいです。」と言っていただいています。
癇癪も少しずつ減りはじめ、姉妹で喧嘩することはあるものの、少しずつ一緒に遊ぼうとし始めているのだそうです。
お友達にとっては、言葉で思いが伝わる入り口まで辿り着いていると言う状況でしょうか。

このタイミングを受けて、COMPASSではさらに語彙を増やし、言葉での表現が広がっていくことを目指していきます。
少人数の集団で同じ遊びや、言葉のやりとりを楽しんだり、身体全体を効率的に使い、感覚を高めていくことを目指したり、集団活動でも勝ち負けのある活動などを通して、気持ちがスムーズに切り替わるように促したりしていきます。

お友達のペースで勝ち取ってきた成長です。
これからも焦って結果を求めるのではなく、お友達のペースに合わせてゆっくり着実に歩みを進めたいと思います。

COMPASS多良見
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