COMPASS諫早 お友達のお点前は・・・

月曜日のCOMPASSです。
昨年末のことですが、COMPASS諫早ではお友達と「茶道」を体験しました。

茶道は戦乱の安土桃山時代に千利休が確立したもの。
時代を経て、今に至る茶道の本流は利休が提唱したのは「わび・さび」。

茶道は「定められた作法」でお客様にお茶を振る舞うものです。
お茶は自分のためではなく、お客さまのために点(た)てるものとされ、相手を思い、尽くすのが茶道。

この精神は「忘己利他(もうこ りた)」と呼ばれます。
静かなお茶室で聞こえる音といえば、着物の擦れる音とお茶を点てる音のみ。

茶道の精神はここにあり、心を落ち着かせ、自己を忘れることで精神を統一し、自分の心と向き合うことができる素晴らしい文化です。

とは言え、COMPASSで行われるお茶の体験は少しばかり賑やかなようです。
お抹茶碗を先生が用意してくれて、少しずつお抹茶が入れられます。

初めての体験で、道具を用意されても、どんなことをするのか見当がつかないお友達。
先生に手を添えてもらって、お湯を注いで、茶筅(ちゃせん)で素早く混ぜ、ふわっとした泡を立てていただきます。

抹茶には「テアニン」という旨味成分が含まれていて、お抹茶そのものにもリラックス効果があると言います。
お茶は、頂くだけで、心を穏やかにしてくれるのだとか。

見よう見まねで、先生に手を添えてもらって初めてお茶を点ててみます。
お茶にはお菓子が用意されて、お菓子を口にしてからお茶を頂くのですが・・・
いよいよ初体験のお茶を頂いてみると・・・

あら?
初めて体験するとても深い香りと、最後に舌に残る味にしかめっ面のお友達。


普通のお茶と違って、抹茶の材料になる碾茶(てんちゃ)にはあまり含まれない苦味成分のカテキンがお友達の敏感な味覚で感じ取られたのでしょう。

少しだけ大人気分で、日本文化の扉を開いたお友達。
素敵な体験で楽しいひと時を過ごしたのでした。

COMPASS発達支援センター諫早
所在地:〒854-0041
              長崎県諌早市船越町8912
連絡先:0957-56-9328

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