COMPASS高知 お友達のおしゃべりな未来へ

水曜日のCOMPASSです。
COMPASS高知のオープンの頃から通っているお友達。
COMPASSの初日は泣きながらの活動だったこと当時のスタッフは鮮明に覚えているのだそうです。

写真はイメージです

 

まだ2歳でしたが、とても意欲を見せるお友達でした。
療育や片付けもやる気があり、何でも自分1人でやりたい!という思いが強く「お手伝いしましょうか?」という先生の声かけも拒んでいました。
言葉でなく、クレーンや指さしで自分の思いを伝える仕草を見せることもありましたが、コミュニケーションをとるには程遠い状態でした。

保護者の方からも面談時に「言葉を聞きたい。発語を増やしてほしい。コミュニケーション力がついてほしい。」という想いをお話しいただき、お気持ちに添えるよう全力で取り組む支援計画が立てられました。

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同じ教材を使ってもお友達の特性や習熟度に合わせて活用方法や構成を変えます。
お友達にも「絵カード」で単語を示し口で表現する練習、ひらがな表の唱和、「あいうえおのえほん」を中心とした絵本の読み聞かせからスタートです。
絵カードの発語は「りんご」が「・・ご」というように語尾だけしか口から出てきません。
動物の絵カードでは、ネコだと「ニャー」、ライオンは「ガオー」というように鳴き声で表現していました。
課題と課題の隙間時間はお友達の自由時間。
好きな遊びをしているときに「お勉強しようか?」と声をかけても「イヤ!」「イヤ!」「イヤ!」と連呼して拒みます。
そんな切り替えの難しいところもありました。

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3才のお誕生日を迎えた頃。
お友達はすっかりCOMPASSに慣れ、笑顔で通ってきて課題へも意欲を見せるようになりました。
50音表を繰り返すことで音を出す訓練にもなっていて、動物カードも鳴き真似ではなく、「こっこ(=ここ)」、「ぞーう」、「さーい」と言える語が増えていきました。
先生と話そうとする様子もみられ「大きい、がっこ」と限られた語彙の中であっても「二語文」も発現することもみられるように。
「お昼なに食べた」と聞くと「マック」と答えるなどやり取りも少しずつできるように成長してきました。
「~を食べる」などの「てにをは」も使おうとする意欲がみられ、やがて4文字、そしてどんどん会話のキャッチボールができるようになりました。

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「お勉強する?」と先生が聞いてみます。
以前だと考えられないほど「はい。」とスムースに切り替えもできるまでに成長してきました。
その後は自己紹介の練習やご挨拶の練習、他にも数の理解やパズルなど課題を増やしていきました。
50音で言えない苦手な音も多かったのですが、ここ3ヵ月で「た行」もクリアしてほとんど言えるようになり、今ではよくおしゃべりできるようになっています。

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保護者の方からは
「この子の声を聞く日が来るなんて!」
「少しずつ会話のキャッチボールになってきて、嬉しくて・・・、COMPASSのお陰です。」と
感謝の言葉も伺うことができました。

今日も美しい姿勢で着座するお友達、みつばのプリント「B-8」「かずのおけいこ」や「ひらがなのおけいこ」の学習が始まりました。
言葉を得たお友達ですが、その歩みは止まりません。
今の課題は「書くこと」なのだとか。
鉛筆の持ち方を覚え、字や数字の練習をとても頑張っています。

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あの時泣いて嫌がっていたお友達は、よくおしゃべりをして素敵な声で笑い転げるようになりました。
その笑い声に、次に見せてくれるのはどんな成長だろう・・・?と、努力が必ず報われることを見せてくれたお友達の未来を思い、思わずこちらも笑顔になってしまうのでした。

COMPASS発達支援センター高知
所在地:〒781-8104
    高知県高知市高須1丁目16-24
連絡先:088-802-5328

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