COMPASS大野城  希望を植えた畑には・・・

土曜日のCOMPASSです。

COMPASS大野城では近くの畑をお借りして先週土曜日に年長さん、放デイの児童とともにお野菜を植えました。

この時期に植え付ける苗は夏野菜のピーマン、きゅうり、トマト、オクラ、それからサツマイモです。

お友達も畑の存在はもちろん知っていますが、すぐ横を通っていても特に気にしたり意識はしたことがありません。

苗を触るのも畑仕事も今日が初めて、というお友達ばかりです。

美味しい野菜作りは、畑の土作りから始まります。

初めて触る鍬、重たい!わあ、大変と口々に言いながら、それでも目をキラキラさせています。
ザクっと土に鍬を入れ、土を起こします。

鍬だけでも重たいのに、土の頑張りで起こすのがもう大変。
先生が手を添えて手伝ってくれました。

本の一振りで、ぐったり・・・疲れたというお友達もいますが、畑仕事は実はこれから。
綺麗に固い土をほぐしたら、畝を作ります。
畝は、野菜の栽培床で、土をふんわり盛る部分のことです。 

野菜が根を伸ばすところとなり、栽培床と通路の区分にもなります。
柔らかくなった畝に、まるで宝物を埋めるように大切に大切に植えられた苗たち。

お友達は苗植えだけではなく、なんども水を汲んでジョウロで水をあげたり、色々な体験を行うことが出来ました。

どれも大変な作業でしたが、くたびれたものの途中で音を上げるお友達はいませんでした。

どのくらいで枝を伸ばしてくれるんだろう?
花はいつ咲くんだろう?

本当にピーマンができるのかな?
お友達の頭の中はお野菜のことでいっぱいのようです。

次の日、お迎えに来られた保護者の方から
「嫌いだったピーマンを昨日食べたんですよ!」とある保護者様が驚きの報告をしてくださいました。

また、嫌いな人参をお皿の脇へどけようとしたお父さんに
「野菜を作る人は大変なんだからちゃんと食べなきゃダメだよ。」と叱るように話すお友達にびっくりしたという報告も。

たった1日の農業体験がお友達の意識に変化をもたらしたようでした。
お友達の愛情を注ぐ対象となったまだか細い野菜の苗たち。

眩しい太陽の光と、恵みの雨と、優しい風に育てられ、悪天候でも倒れない根を張り、やがて・・・
お友達の野菜畑に負けないよう、経験を積んでいくお友達の成長も楽しみです。

COMPASS発達支援センター大野城
所在地:〒816-0982
    福岡県大野城市畑ヶ坂1-10-22
連絡先:092-586-7328

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