COMPASS松山 会話とこれからの学びと・・・

木曜日のCOMPASSです。
COMPASS松山に2月から通うことになったお友達、現在2年生です。
通い始めてまだ2ヶ月あまりのお友達、保護者様のご希望は「スムーズな会話」の確立でした。

落ち着きなく歩き回り、着座時間も短いお友達。
着座できないと言うことは、学ぶ姿勢や気持ちが伴わず、集中に欠け、しっかり聞くことも難しいと言うことになります。
なので、ソワソワだったお友達は、聞き流しているだけで、指示や学習の理解する力や、記憶する力発揮できません。
相手の気持ちを推測することが難しく、同時に自分で話す内容のイメージが作れず、気持ちを伝えることも厳しいようでした。

まずは日常生活に生かせる取り組みから「ひらがな」や「月や日付」をマスターできるよう、支援計画が作られました。
具体的には「あいうえお表」「絵カード」「出来事日記」などで、言葉を使いこなすことができるよう学びます。

始めの頃は、座ること何か1つでもすることが厳しい毎日でした。
COMPASSで過ごす日々が重なるごとに、ソワソワで座ることができなかったお友達の様子が変わっていきます。
お友達がすぐ理解できること、すぐ成功できることから課題を進めていきます。
やがてお友達の着座時間がソワソワから10分、20分と伸びていきました。

着座する時間が長くなり、成功体験が増えていくと、次第に取り組むことができるようになって行ったお友達。
見通しも大事にして、学習する範囲を決めることで集中力が保てる様に変化が見られるようになってきたのだとか。
巧緻性の学びで行う折り紙も、落ち着いて正確におる事が出来る様になって来ました。

確かに「褒めること」は子どもの成長にとってとても大事なものです。
ですが、なんでもかんでも褒めてもらえるわけではありません。
約束したことをしっかり達成すること、成果が出ること、ご挨拶やありがとうがしっかり言えることが褒めてもらえることの第1歩です。
ですが、COMPASSでのルール、お友達同士で遊ぶとき・取り組むときのルールが守れているときにのみ手放しでの称賛が与えられます。

繰り返し、繰り返しの日々がお友達の理解を深くして、「わかる!」の喜びが自信にと繋がっていきました。
少しずつ日付も分かるようになり、少しずつ自分の気持ちも相手に伝えることが出来るようになってきました。
ルールに従い、約束事を守ろうとする気持ちが芽生えてきたようです。

長い休みが明け、学校が始まるころには心の成長も目指していきたいと思います。
着座時間こそ長くなり、学習も嫌がらなくなってきましたが、お友達同士の関わりはまだまだのところが見られます。
相手の気持ちを考えて言葉を発し、お友達同士でのオモチャの取り合いが起きないよう、先生の許可なく「いいですか?」と尋ねてから行動できるようにと・・・

難しいのですが、大切な学びを飽くことなく繰り返していきます。

COMPASS発達支援センター松山
所在地:〒791-8034
           愛媛県松山市富久町300-2
連絡先:089-989-8138

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