COMPASS.Jr 卒業後の未来へ向かって

土曜日のCOMPASSです。
COMPASS.Jrに通うお友達、通い始めてから1年、この春から高校生になりました!

COMPASSにやってきた頃と比べると、ずいぶん成長した姿がそこにはありました。
保護者様のご希望へ配慮し、繰り返しの練習により出来ることを少しずつ増やしていけるよう学習支援を行い、生活リズムの確立や、すぐ崩れる姿勢をキープできるように、積極的に、かつ正しく行動を選択して実行できるようにとプランは立てられました。

通い始めた当初、1年前のお友達は「静かタイム」を行うときも立腰姿勢を保つことが出来ず、猫背になったり、椅子の上に足を上げたりしてしまいます。
注意をされたり、先生の促しにもどこか反抗的な振る舞いを見せます。

机に足を上げる、それはお友達も悪いことだとわかっています。
ですがこの時は、精神的にも着座姿勢を保つことも、お友達にはとても受け入れがたいことだったようです。
同じように、学習でも難しいと感じた問題には手が止まり、学習は中断。
また、これをやりましょうと次の課題を示すと、反抗する姿勢を見せます。

最後まで諦めずに頑張ることをお友達自身が理解して、進んでやろうとなってくれたら・・・そう願い、COMPASSは対話に重点を置きました。

会話を重ねることが相互理解につながるよう、遊びの中でも、学習でも、ひたすらお友達と話をするよう図っていきました。

月日が流れ、COMPASSの先生に対してお友達は少しずつ心を開いて信頼を寄せてくれるように。
毎日のルーティンである挨拶、学習、集団活動のも次第に受け入れ、笑顔を見せるようになってきたお友達です。

悲しい気持ちになった時でも、相手に気持ちを伝えられないもどかしさがイライラとなり、頑なな態度になりがちなお友達。
基本学習の中で解決の糸口を探り、平仮名とカタカナの読み書き、日記の作成、計算をCOMPASSの「漢字ドリル」「算数ワーク」「カタカナ表」「国語ワーク」そして「日記」など、言葉をスムーズに口にすることができるよう学びを進めていきました。
すると次第に伝えたい、伝えてみよう!という姿勢へ変化を見せるようにもなってきました。

同様に、学ぶ姿勢にも変化が現れ、積極的に問題を解く姿勢を見せてくれるようになりました。
例えば計算。
最初の頃は百玉そろばんを用いて足し算・引き算を解いていたのですが、徐々に指を使って計算する練習に切り替えていきました。
定着するまでには時間時間をかけましたが、梅雨に入る頃には指を用いて一人で計算することが出来るようになりました。

その後、サクランボ計算を用いて繰り上がり・繰り下がりの計算の仕方を伝えると、10月ごろにはスムーズに解けるようになってきたそうです。
計算の力は素晴らしく向上し、現在では足し算引き算の筆算に挑戦中で、繰り上がり繰り下がりは目下奮闘中ですが、繰り上がり繰り下がりのない計算は最初から一人でスムーズに解けるのだとか。

あの、姿勢をキープできずに足を上げてしまっていた「静かタイム」。
それが今では「小さなお友達が真似してしまう。」ことを伝えると、徐々に態度が改まってきて、現在では姿勢正しく着座することが出来ているのだそうです。

繰り返しと信頼関係の構築、そして「できた!できる!」の喜びは、気持ちも溶かし、生活面でも学習でも受け入れること、さらに前へ進むこと、諦めない頑張りをしっかりと掴んでくれた1年と言えるでしょう。

高校卒業後のことを踏まえ、状況や場面を踏まえた適切な言葉遣いや振る舞い方を身に着けられるよう支援は続きます。
学習でも、日常生活や将来の就労を視野に入れ、時計やお金の計算や、読み書きを中心に取り組んでいきますが、この得意そうな笑顔で「大丈夫。頑張るよ!」とキラキラの瞳が語りかけてくれているようです。

COMPASS Jr
所在地:〒800-0251
    北九州市小倉南区葛原1丁目3−5
連絡先:093-472-3288

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