COMPASS本部教室 桜が咲いた、さしすせそ・・・

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS本部教室に通い始めて1年半すぎたお友達、3歳になりました。

通い始めた当初はCOMPASSに着いても、お母さんと別れるのが辛くて大泣きだったお友達。
それを宥めながら、ほとんど言葉も発しないお友達に絵カードや積み木などで興味をひき、少しずつ着座を促したり、言葉が出やすいように関わっていきました。
どんなに声掛けしても、お友達は興味がないことには見向きもせず、まるで無反応。
人見知りや気分のムラもあり、指示を聞き入れるのが難しい状態がしばらく続きました。

当初の支援計画で目標にしたことは、語彙数を伸ばし、言葉でコミュニケーションがとれるようになること。
保護者様からも少しずつ身辺自立ができる様に、例えばコップで水分補給が出来るように、自力でトイレができる様にとご希望がありましたので、支援計画に加えます。

学習や活動に誘っても気分がのらないときは、イヤ!と言って絶対に自分の意思を通すところがあり興味を引くことが大変だったとか。

そこでまず着座姿勢を保ちながら楽しく学ぶことを覚えてもらえる様に、お友達が興味を示した絵本や型はめ、積み木、月例プリントを使用して着座を促し、50音復唱、ひらがなのうたを通して発語練習も行なっていきました。
お友達の好きな絵本を一緒に見たり、ままごと遊びを一緒にしたりとコミュニケーションを大事にしながら信頼関係も築けるよう関わりました。

1年半の年月はお友達の意欲を育ててくれました。
語彙数が増え、50音表やも全て覚え、時には自分で表を持って復唱しています。

4月には送迎中の車の中から桜が見えると「さくらがさいた、さしすせそ・・・」から始まって「ひらがなのうた」を全部暗唱してくれました。
お友達の声は、美しく響き、先生も周りのお友達もハッピーにしてくれます。

目標だったコップで水分補給も出来るようになり、トイレはまだ自主的な排泄はありませんが、誘うと嫌がらずに行くことが出来ています。
自分の気持ちを言葉で伝えることが出来る様になり、日毎に笑顔も増えていきました。

とはいえまだ気分のムラが顔を出し、そんな時は頑固さが際立ってしまい、指示を受け入れてくれないことも時折あるお友達。
今後は出来ることを増やしながら、自己抑制が出来るよう関わり、社会性や協調性が育まれるよう支援していきたいと思います。

COMPASS発達支援センター本部
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