COMPASS高知 同じ歩幅で明日へ

金曜日のCOMPASSです。
COMPASS高知に2年半通っていたお友達は、今、小学校2年生。
平成の終わる前にCOMPASSに通い始めた時、お友達はまだ年中さんでした。
小学校までに字が読めて書けるようになること、コミュニケーションがとれるようになることを目指して通い始めたお友達。

いくつかの「できる」を手に入れて小学校へ入学。
小学校に上がってからは、勉強についていけるように楽しく通えるようにとCOMPASSを続けていました。

幼くて頼りない通い始めの頃のお友達は、お迎えに行っても保育の先生と離れられず、泣いてしまうこともありました。
環境の変化に弱く、COMPASSにも慣れるまで半月ほどかかったようで、その間なんと一言も話すことはなかったといいます。
何かをやろうねと先生から言われても、完全にスルーです。

入学するまでのお友達の目標は「正しい発声を身につけ、言葉の意味を理解する事やあいさつをする事」だったのですが、小学校に上がってからは拗音、促音を入れて日記などの文章を書けるように取り組み、同時に恥ずかしがらずに大きな声で読めるように、挨拶もきちんとできるように取り組み、また数の理解を深め、足し算・引き算に繋がることを目標に設定しました。

当時環境への対応策として、慣れてくれるよう気遣いや対応に配慮し、安心して活動できるように環境作りをしていました。
気分の起伏が激しく、落ち込むと一切しゃべらず、勉強にならないこともありました。

そんなお友達のために、選択した学習教材は、絵本、絵カード、おはじき、お話し、集団活動、平仮名合わせ、また挨拶の練習、本の視写、あわせていくつ、残りはいくつというアイテム等、進学を睨んだものです。
起伏が激しいところを見せたりすることもありましたが、COMPASSに慣れてきた頃からきちんと座ってお勉強する事ができています。
お友達は少し環境変化に弱いところがあるので、小学校入学も少し心配でしたが、学校でも同級生に友人もでき、お喋りを楽しんでいる様子です。

今では完全無視するような態度もなくなり、多少はふらふらしたり、自分のペースに持っていこうとしたりするものの、むしろ積極的、意欲的な面が伸びて、取り組む様子も随分変わってきました。
平仮名の書き順を自己流で覚えているところの修正を行うことが今後の課題の1つ。
また字を見たり、絵を見てパラパラとめくるのではなく、ゆっくり読んで内容を理解できるように習慣化していきたいと思います。

本年度からは、平日は他の施設を利用するようになり、COMPASSは土曜日だけの利用になりました。
COMPASSでは引き続き、これから上級生になりその先へ世界を広げられるよう、しっかりとした足取りで明日へと向かっていけるよう、これからもお友達と一緒に同じ歩幅で支援していきます。

COMPASS発達支援センター高知
所在地:〒781-8104
    高知県高知市高須1丁目16-24
連絡先:088-802-5328

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