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統一された接し方が大切

ルールを定着させるには

お子様の接し方は、その子が持つ特性の性質に関わらず、基本的に統一しておく必要性があります。何をしたらいけないのか、どこまでしてよいのか、子ども達に正しいルールを覚えさせ、それらのルールを定着させるためには、接し方の統一が何より不可欠な要素であるとご理解下さい。

 

お母さんと、お父さんが異なっても困りますし、祖父母の対応が違っても子ども達は混乱します。療育指導を受けている事業所の指導者によっても接し方が異なるのはさらに迷惑なお話で、せっかく身についた正しい所作や習慣が崩れないように配慮する必要性があります。

 

社会ルールは均一の必要性があります。園でよくても、家庭では駄目、その逆も空間認知力がなければ、ないほど子ども達は混乱する事となります。保護者の機嫌に左右されるのも大変迷惑なお話で、今日は機嫌が悪いかあ叱るけど、今日は機嫌が良いので許す等最悪の接し方であるとご理解下さい。

ルールを明文化する

ルールは明確にする必要性があります。奇声を止めさせようと指導をしていても、ご家庭で奇声を発する事を許していては支援のしようがありません。どこまで許容し、どのレベルを限界とするのか、どのような行動をとったら、どのように指導するのか、どのような対応を声掛けを行うのかを家族で明文化する必要性があります。

 

そしてその明文化した内容を原案として、療育支援を受けている先生と綿密に相談し、家庭でも事業所でもそのルールに従って実践して行く事が重要です。祖父母等はそのルールに従うべきであり、本質的に保護者と支援事業所で決定した対応に祖父母も沿うべきです。

 

よく、祖父母から「そんなにかわいそう、この子は分からないのだから…。」と無責任な横槍が入ったりしますが、断固拒否して頂きたいと思います。お子様に対しての責任は、保護者にあることを忘れないで下さい。最後に責任をとらなければならないのはご両親です。

 

今頑張れば、社会適応する事ができるのに、妙な横槍がつぶしているケースをよく耳にします。自信をもって対峙して下さい。

未計画な見守りは逆効果

また子ども達を裸の王様にしたり、わがままなお姫様にしたりしないように心がけて下さい。最大の庇護者はご両親です。ご両親の指示に従えるという事が根底的な要素です。畏怖される存在であり、守ってもらっている事を子ども達も体感的に理解しています。妙に目線を低くしすぎるのはおやめ下さい。

 

一番に子供に食事を与えるのも勘違いを生みます。良く時は、年長者から祖父母、父、母、兄弟姉妹という序列を示す必要性があります。おやつも、私が指導している時には、子ども達に一番にはあげません。誰がリーダーか誰が守護者か体感的にも理解する必要性があるのです。

 

指示を通す必要性があるのです。子ども達の思う通りにさせていては成長は促せません。未計画な見守りは絶対に行ってはならないのです。正しいあるべき姿に引き戻す為にはあるべきように促す必要性があります。

 

言語理解が出来る以前の問題も沢山あります。挑戦して欲しい事に素直に従えるのか、そうでないのかは子ども達の進歩と成長に多大な影響を及ぼすのです。

 

まずは対応の統一化を目指して下さい。譲るべきなのか、押すべきなのか明確に判断できる基準を持ってください。この基準がなければ、想像以上に遠回りしてしまいます。いくら可愛くても、心を鬼にして対峙する事も必要なのです。

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