NO147.受容が大切

思うように発語出来ない。お友達と遊べない。目を見て話が出来ない。うちの子は何でこうなのか…出来ない、駄目、どうして…何で駄目なの。何で出来ないの。

多くの場合子ども達は、沢山の精神的ストレスを抱えています。思うようにコミュニケーション出来ない。思わず飛び上がってしまって体の動きを制御できない。人が怖くて目が合わせられない。驚いてつい大声を出してしまいう。

これらを解決する1つの方法として「積極的傾聴法」があります。

聞き手の基本は、「肯定的な受容の一言」です。ネガティブワードを使わず子ども達と接する事なのです。

ネガティブワードとは
「何故…」これは責めています。
「それで…」これは否定となります。
「うそ~」攻めの言葉です。
「どうして…」は責め
「何で…」これも責めです。

では子ども達のストレスが改善される声掛けは、

いい事があったり、頑張ったら

〇よかったね…
〇すごいね…

良し悪しは別にして声掛けがあったら

〇そうなんだ…
〇なるほど…
〇いいね…

失敗したら無敵の「いいんだよ」が一番です。

〇いいんだよ…今度から頑張れは大丈夫だよ…
〇いいんだよ…明日から頑張ろうね…
これらを駆使すれば大概の意思疎通はかなり円滑になります。まず受け入れる事(受容する事)認める事、理解を示す事が何より大切なのです。いくら良い事を話聞かせても、相手に話を受け入れる準備が出来ていなければ効果半減なのです。

一般の事例を例にとってみると

中学生や、高校生、大学生になって親と価値観が異なり、暴走したり、家庭内暴力に走ったり、ひきこもったり、といった場合最も効果的な声掛けは、
〇「そんな考え方もあるんだね。」と認める事です。受容は暴走を制止できるのです。話を聞いてくれる人の意見には必ず耳をかすのです。意思疎通が出来るようになれば徐々に問題を氷塊させる事ができるのです。

結婚し若い価値観の違う二人がちょっとした事で衝突するなんて事がありますが、熟年になっても人間ともするとまだまだ困難に出会います。殺伐とした夫婦関係も以下の言葉で円滑な夫婦関係を樹立する事ができます。私の友人も下の3つのワードで仲良し夫婦に戻りました。

奥方に何か言われたら間髪入れず
〇そうなんだ
〇確かに
〇へ~(感心したへ~です。)

仕事で疲れてきついときは
〇ホ~
〇フ~ン

言葉の返し方でその反応は全く異なるのです。
言葉には人を幸せにしたり、不幸に出来る力があるのです。

子ども達も見守る保護者も皆ストレスを受けています。
ちょっとした声掛けで状況は激変するのです。
まず子ども達の事を受け入れている意思表示をして下さい。