NO170.園外活動
子ども達と一緒にかかし祭りに行って参りました。上の写真は全部手作りのかかしです。
案山子というと、このようなオーソドックスなイメージがありましたが、現在の案山子は「しゃれとんしゃ」です。夏休みから朝の課外活動等を通じて、子ども達も飛び出す事もなく静かに楽しく歩けるようになりました。
ルールを守り楽しく遊びます。フラフラとよそに行ったりする事も一切なくなりました。
これも全部かかしです。子ども達もびっくりでした。
子ども達が目指すのは、社会生活に適応する力です。ルールから逸脱する事なく楽しく過ごす事が出来れ学校に進学しても遠足も、修学旅行にだって参加する事が可能です。
興味があっても触らない、自制する心、走りだしたくても我慢する心、小さな成功体験を繰り返し、大きな力に結びつけることが出来るのです。
怖いから、外に出るのを禁ずるのではなく、多くの経験から学び取る力を養う事こそが大切です。施設の中にだけ学べる事があるわけではないのです。集団行動が取れる事の意義はその後の成長に大きなプラスとなります。
今までドタバタしていたお友達が、先般もお葬式の会場で静かに1時間座ってお見送りする事が出来たとの報告もありました。親族の方々がその子の立派な姿をみて涙されたそうです。経験が価値観を変える事が可能です。価値観がその子の行動を変化させるのです。じっと見守っているだけでは何も変える事は出来ません。
危険に関して最大限の配慮が必要ですが、臆して何もせず、ただ時間を潰すより、お子様の成長を期待して取組み事により何かを得る事が出来るのです。
紅葉のシーズンです。怖がらず外にでてみて下さい。