NO303.一人で出来るもん…
NO303.トイレが出来るようになりました。
保護者心得
沢山頂くご相談の中で、トイレのご相談は必ず頂くお話の一つです。
多くの場合、通例のトイレトレーニングを持続的、継続的に行っていけば学齢が上のお友達でもほぼ、解決出来るようになります。
神経伝達の問題等で、尿意を察知出来ない、排せつする直前までわからないというお友達の場合は、食事時間や、摂取量を正確に調査、調整しながら、排尿する時間とタイミングを計測する事により、それぞれの所定の時間にトイレ誘導する事で大きく改善する事も可能で、オムツにたよらぬ生活が送れるようになります。
何かに集中しすぎて、排せつする事を忘れてしまう事も、時間計測と規則正しい生活リズムを確保する事で、改善する事が可能です。
失敗している根源的要素の一つは、周りの大人が諦めてしまっている事ではないかと思います。
隣りの〇〇ちゃんは、〇歳の時にはきちんとできたのに…という考え、育児本等に、何歳までにはこうできる、このように成長すると書いてある事から、うちの子は出来ない、ああどうしよう…となってしまう事に問題があるように感じます。
保育雑誌にのっているのは、平均的なお話です。
子ども達はそれぞれ個性をもっているのですから、枠にはまった考え方は捨てなければなりません。3歳で出来なくても、5歳には出来る事が6歳であっても10歳になってからでも出来るようになるのであれば、いつでも良いという考えを持たねばなりません。
早いに越したことはありませんが、そこで出来ないと諦めてしまう事の方が問題なのです。出来なくて当たり前、もう出来ないと思い込み、指導を止めてしまう事が問題なのです。
どうすれば問題が解決出来るのかという点に注力下さい。
①排せつする感覚がわからないのか。
②どうすれば気付けるのか。
③タイミングがわからないのか。
④我慢しすぎていないのか。
⑤トイレが狭くて苦手なのか。
⑥おまるを使うのが恥ずかしいのか。
⑦リビングでするのが嫌なのか。
⑧トイレが暑かったり、寒かったりするのが嫌なのか。
⑨脱着が面倒なのか。
⑩お尻を拭いてもらうのが気持ちよいのか…
問題を一つ一つ確認しながら指導を進めていきましょう。
早ければ1~2週間、殆どの場合は、3ヶ月から半年あたりで自立できるようになります。
小学校1年生でも4年生からでも、諦めず支援をし続ければ出来るようになるとお考え下さい。
現在COMPASSには300名を超えるお友達が通所されており、トイレ問題があった方の8割以上、実に今年は40名近くがトイレの問題を既に解決されておられます。
皆1人で出来るようになられています。
小学生にもなってトイレトレーニング…とお嘆きになるのはお止め下さい。
今ここで諦めるとずっと介助が必要になってしまいます。
小学生でも中学生でも今頑張って1人で出来る様支援してあげて下さい。
やっかいなのは、実は10番目ですので、明日は10番目の対策方法をお知らせします。