NO33.早起きでストレス撃退②

NO33.早起きでストレス撃退②

無理なく誰でも出来る早起きの大前提となるのが、体内時計の仕組みをご理解頂く事が大切です。

人の体内時計や25時間に基本的にセットせれています。

これが朝の太陽の光で24時間に調節されていると一時噂になりましたが、それには、遺伝子の問題が深く関わっております。簡単に申し上げると、私達を構成する遺伝子DNAを更に小さくしたRNAの情報を読み取って、リボゾームでたんぱく質を生成する働きが、時計遺伝子の増減サイクルを決定しているとう医学的事実がございます。

簡単にいうとその遺伝子サイクルが25時間で朝増加し、夜減少するという生活を送っているとご理解下さい。私達が生活する地上では一日の周期が24時間サイクルなので、ほっておくとドンドンずれが生じるのですが、なんと朝日を浴びる事で、時計遺伝子を増加させ、24時間サイクルにすることが体内時計の秘密であるとご理解下さい。当初は私も何のことやろかと思っておりあまり関心がありませんでしたが、実は体内時計のリセットこそ元気の源であると体験的に理解する事となります。

ある資料作成のため、窓もない締め切られた資料室で日中は外界と遮断された状態で2週間少々論文作成を行った事があるのですがこの時ほど、太陽のありがたみを感じた事はありません。体が変調をきたすのです。心もすさみます。苛々します。仕事も捗りません。静かな暗い部屋が集中出来るのは嘘です。一時的には出来ますが、基本的に日のあたるお部屋が一番です。それほど太陽は重要なのです。

その後知りえたのは、朝の光はメラトニンの分泌を抑えて、気持ちよく目覚めることが出来るようになるという効果があると言うことです。古い話で、オレゴン州立大学の実験により80年代には証明されていた事実で、人間は光の影響を受けながら生活している事が証明されたのでした。

私は昔ちょっとでも勉強時間を確保するために遅寝早起きを行っておりましたが、嘗ては4通5落といわれていた時代ですので、深夜まで勉強して、早朝起きて学校行く前にもう一頑張りは、当たり前だったのですが、これはホルモン的にも利にかなった事であり、多くの優秀な先輩達が皆早起きであったのも偶然ではないと言わざるを得ません。時代を支える多くのリーダーにお寝坊さんはいないのです。

メラトニンは人起こしたり、眠らせる為の重要なホルモンです。夜に強い光を浴びると、メラトニンが分泌されずなかなか眠る事が出来なくなり不眠になってしまいます。寝つきが悪い人の典型は、夜明るい部屋で生活している人、パソコンや、タブレットなどの強い光の照射を受けている人等メラトニン濃度が抑えられて眠気が起こりません。

早寝するためには、夕方からは、薄暗い電気が適当です。キャンプ等に行くと、強い光を浴びる機会がありませんので、ほっておいても早く寝てしまうという経験をお持ちの方は多いと思います。適切な入浴、夕食、部屋の暖かさ、電気の明るさ、心地よさだとご理解頂ければと思います。心地よくすれば自然と眠くなります。寝付けない場合は最初はお酒を少し頂いても保護者の方であればよいかもしれません。

小さな子ども達を寝かしつけるのに、電気をつけていてはいつまでも子どもが寝ないのは体験的に読者の方もご存知と思います。つまり早くねるには薄暗くすること、明るい光はご法度である事逆に、朝起きて、太陽を浴びると目が覚めてしまうこと、徹夜あけでも、朝日を浴びると一時的にでもシャンとするのはそのせいであると言うことをご理解いただきたいと思います。

休みの日に寝だめしたのに体がきついのは、午前中ダラダラと寝ることで、日光にあたらず、ホルモンの分泌がずれてしまうことが原因です。寝正月でかえって疲れたという人も多いのではないかと思います。寝坊をすると、メラトニンがいっぱいで体は眠い状態であるのです。休み明けに学校や幼稚園に行くのがつらいのは、休みの日のすごし方に原因があるとご理解ください。休みの日も同じように早起きをしていると逆に疲れが消滅してしまうとご理解下さい。適切な睡眠時間が疲れをとってくれます。寝すぎが疲れるのはホルモンバランスが変調をきたす為です。寝坊は良くないのです。寝坊と朝体を休めるのは違う行為であるとご理解下さい。朝日を浴びて、ゆっくり起きて、朝食をとり、ゆったりとした時間をソファーやベットで送る事は体を休める事なのです。精神と体を癒す事ができるとご理解下さい。

理想的には、日の出から朝8時あたりまでにカーテンを開け放ち、しっかりと朝日を浴びることが理想的であるとご理解下さい。冬は日の出が遅いので出来れば春から秋にかけて早起きの習慣を定着させられるように、今から春分の日に向けて少しづつ起床時間を早めて頂ければ無理なく習慣化出来ると思います。

光がうつ病治療になると発表されたのは、1984年でこの頃から様々な光療法による実践研究が行われました。当時は冬にうつ病にかかりやすい冬場のうつ病対策から勘案されましたが、投薬を行わない最も安価で体に優しいストレス解消法であると医学的にもまた多くの医療現場でも採用された手法であるとご理解下さい。

近年うつ病等には投薬治療がメインとなっておりますが、医師の多くも賛否両論があるところで非常にデリケートな問題も含んでおりますので、言及は避けますが、早起きの実践こそ、療育支援が必要なご家庭には不可欠な生活要素であるとご認識頂きたいと思います。

多くの場合、お母さんがうつ病になられるケースが目立ち、生活リズムもガタガタになっているケースが多く、まずは子どもの為、しっかりとご家庭でも療育支援を行う源であるとご理解頂きたいと思います。

朝起きれないという方は、早く寝るように心がけて下さい。夕方テレビ等さっさと消して、静かな時間を過ごされて下さい。パソコンなどは夜11時以降は触らないような決まりも必要かもしれません。そして夕方食べ過ぎない事も大切です。朝お腹がすいて目が覚めるのは大変理想的であるといえます。

私自身農園をやっておりますが、知り合いの多くの農家や、漁を営む方がおられますが、どなたも早起きで、皆さん元気良く、不作がであったり、水害や水不足など生活を直撃するような問題があっても、うつ病などになられた方は未だ存じ上げません。忙しいからではないのです。早起きの賜物なのです。心が強いだけではありません。心と体を支える環境が守っていると思われてなりません。

命を預かられるような、重責に就かれている方も沢山存じていますが、早起きをされている方でストレスで倒れたような方は存じ上げません。何かで心を病まれてしまうのは、生活リズムが崩れてしまってから始まるように思われます。問題があるから生活リズムが崩れるのか、生活リズムが崩れたから心に問題を抱えるようになったのか、多くの場合、忙しくなり生活リズムが維持できなくなり、体調に変化をきたすという事例が大半であると思います。リズムを守って下さい。頑なに守って下さい。

お子様の将来に不安があり、どうしようかと夜遅くまで悩まれ、朝が遅くなり、生活リズムが狂いはじめ、やる気がなくなり、心を病んでしまい、投薬、家庭崩壊、離婚、離別、自殺や最悪は無理心中にいたるケースまでありますが、早起きを行えば立ち直る事が出来るのです。

早起きを実践すれば、ご両親だけでなく、問題を抱えているご本人のストレスをも軽減する事ができます。小さな体で、幼稚園や保育園で、言いたい事が伝えられない、一緒に遊べない、先生に叱られてしまう等のストレスをみんな抱えていますが、早起きでそれらの問題を軽減し前向きな取り組みへと導く事も夢ではありません。

早起きし、朝食を頂く事で、たんぱく質を早くエネルギーに換えて体温を上げることで処理能力を向上させ、療育支援にもプラスに働くようになります。どんな人も昼からはエンジンがかかるのですが、早起き&朝食で朝からエンジンをかける事が出来るのです。ライバルとの間に差をつける事ができるのは早起きなのです。発語を生み出すのは朝なのです。夕方と朝を比べると、早起きをされている子達は、やはり午前の支援の方が伸びが高いといえます。

遅寝、遅起きの方は、午後からでないと力も発揮できませんが、常に疲れている、疲弊している状態で同じ労力でも結果が早起きの子ども達には勝てません。

早起きすれば老化を防ぐという論文も公開されました。本当にいいことずくめなのです。

早起きは根性論ではありません。

どうか私に騙されたと思って早起きして下さい。

いまから2ヶ月騙されて頂き、春分の日から5時半起きに挑戦して下さい。

正しい取り組みを行えば、その間に驚くほど多くの問題を解決できるのではないかと思います。

そして春分の日から秋分の日まで更に半年頑張れば、今の姿から考えられない結果を導き出す事が出来ると予言致します。お子様の様子も、ご家庭の様子も激変します。仲良くなります。慈しみあいます。進歩と成長を遂げることが可能なのです。

先日の平成26年1月15日国立福岡教育大附属小学校に合格したお友達もはやり早起きを実践されていたご家庭の1つです。多動を克服し、言語習得を行い、自制心を持ち、協調性を養い、口頭試問できちんと答えられたのは、ストレスを母子ともに軽減する事ができたからであると信じております。

前年、自閉症で合格したお友達も、アスペルガーであったお友達も、多動症でもそれら全てを克服し小学校受験に合格してきたお友達や、普通学級に進学できたお友達は全員そろって早起き生活を実践されていたとご承知おき下さい。

コンパスは普通の療育支援を行われている施設が嘗て一度も実現できなかった事例を僅か3ヶ月程で実現しているのです。発達障がいを持つお友達が普通学級にいくばかりか、健常児でさえ難しいといわれる難関校に合格しているのは、当たり前の取り組みの成果ではありません。

療育指導もさることながら、生活全般に対して改善頂かなければ私どものような特別な進歩と成長は獲得出来ません。騙されたと思って早起きに挑戦して下さい。きっと2ヵ月後「よかった~」と実感されている事と思います。

忙しいお父さんも早朝は、家で朝食を共にする事ができるのです。園に行く前一緒に課題に取り組む時間がもてるのです。余裕を持った行動は苛立ちを抑え、円満な家庭を堅持する事ができるのです。

早起きして下さい。なかなか早起き出来ない方は093-475-0449までご連絡下さい。