NO134.成果報告 大分から
男性恐怖症を克服でき、指示が通るようになり、食事もモリモリ 奇声をあげ、自己制御できなかったお友達も… どこに問題があるのか見えなく…
どこに問題があるのか、ちょっと見ただけではわからなくなってしまったお友達の様子です。朝から来所し、個別の言語指導の後のグループ指導です。到達度別に指導しており、同じ内容ではありませんが、どこ子も静かに一生懸命静かに取り組めるようになりました。
手前は年中さん、他の2人は年少さんで、この調子であればどの子も普通学級への進学が見込める状態になって参りました。僅か2ヶ月程ですが、劇的な変化をみせております。家庭でも笑い声が絶えないとのお話でした。
どこよりも集中して…
雑巾を絞り、自分の机を拭く、手をあらい、静かに楽しく食べる。掃除をしてからまた静かに夏休みの宿題に取組み、静かに読書。雨の日で、外での活動は最後にシャボン玉をしただけで、最後は日記まで書き上げました。ほぼ8時間静かに課題に取り組む事が出来ました。(1年から6年まで)
自分で清潔に出来る事はとても大切は社会規範です。拭いてあげるのではなく自分で拭く、自分の事は自分で取組み姿勢が大切です。保護者の庇護がなければ、全て自分で出来なければなりません。手を貸すのではなく、出来るように支援する事が大切です。
日課が習慣へ
基本の生活習慣を守らせましょう。毎日の日課は良い習慣となります。机を拭き、手を洗う、単純な事ですがこの繰り返しが大切です。手をあらったら、手を振らずにタオルで拭く、子ども達が使っているタイルも毎日4回も5回も交換しています。本質的な支援は、影に回った支援です。良い習慣が人格形成にも役立ちます。繰り返しを大切に促して参りましょう。
認めてあげる事…
読書の時や、日記を書くとき等は、壁に向かい、一緒に食事をしたり、宿題をするときは円座し、それぞれを互いに見守りながら、一緒に頑張っています。皆でニコニコとお食事できるので、野菜嫌いでも何でも食べられるのです。皆に認められるからです。
今食後の片づけで机を拭いているお友達は、ご飯、麺類、パン以外何も食べなかったお友達ですが、毎日おかずもフルーツも完食しています。他のお友達も大嫌いなブロッコリーもピーマンもモリモリ食べてくれます。皆認められたいのです。
あの子が出来るんだから私も出来る。褒められると照れくさいですが嬉しくて何度もその喜びを反芻しようと更に頑張ってくれます。導き方で変わるのです。
夕方少し雨があがったので、年少さんから6年生まで皆一緒に仲良くシャボン玉で遊びました。 このあとは皆で日記を書いて帰りました。
夏休みが始まって2週間、最初はどうなる事かと心配しておりましたが、それぞれが良い形でモデリングも出来ており、夏休み終了後には学校の先生方がびっくりされるほど、成長出来るのではと職員一同期待致しております。