NO244.二兎追う者は一兎も得ず…!?(大改訂)

NO.集中の原則。(大改訂)
 保護者心得       【言語】     【ダウン症】    【自閉】    【LD】    【多動】    【注意欠陥】

言葉足らずでありましたので、平易に致しました。再読お願い致します。

未だに月に2,3回、COMPASSの成長成果は本当ですか???というご連絡を頂きます。全て本当です。

COMPASSには他府県からも多くの方々が通所されており、それぞれお住まいの地域の話をお伺いするのですが、残念ながら地域により療育の可能性を、何もご存じない地方も実際に存在するのが現実でやるせない気持ちになる事もすくなくありません。

今までにも何度かお伝えしたのですが、(NO200.ここに答えがNO27.百聞は一見にしかず…)療育の可能性に素直な気持ちで、このブログをお読み頂き、ご家庭で実践頂ければ必ず進歩と成長が得られる事と考えます。

ご面倒でも、一度私共COMPASSにお出で頂ければ事は全てが真実である事は一目瞭然です。どうぞ私共の施設に、ご予約頂きまして、ご遠慮なくお越し下さい。

お子様の進歩を望まれるのでしたら…

私達COMPASSにはお子様の進歩や成長を求めて通所を希望される方が殆どです。誰でもそうだろうとお考えになられるかもしれませんが、そうでない保護者の方も実際おられるのが現実です。

多くの場合は、硬い決意を持ってお越しになられるので、通所日程が限られていても、ご家庭で毎日しっかりご指導頂ければ、高い成果を獲得されております。

偶然ご縁を頂いて、通所される事になる場合もございまして、◆支援する事に、ご理解が乏しかったり、◆他力本願的なお考えが強かったり、◆現実を受け止められず、見て見ぬふりをされておられたりと、各ご家庭によりお考えは様々で、積極的に取り組まれる事が遅れられる場合も少なくなく、希望的観測で、「良くなればよいけど…」とお考えになるだけで、何もされずに、時を浪費してしまうケースも多々ございます。

何もされていなくても「連日個別療育」が受けられる場合は、かなりの変化を獲得出来ており、お子様の成長に保護者の方が気付かれるようになられると、ようやく、ご家庭でも熱心に支援が始まりお子様の成長に拍車をかける事に繋がっていく事例も少なくありません。

残念ながら通所者の方のごくごく一部は育児放棄をされており、児童相談所や、各担当行政と密接な連携をとって、子ども達の保護を中心とした支援を行っておりますが、支援回数が多ければ多いほど、子ども達が落ち着きを取り戻し、関係者の方々がその成長に喜んでおられる事案もございます。


一番何も得られないのは…



中途半端に通所されている方々です。平素は障がいを抱える多くのお友達が通って〇〇園に通われていて、月に1回か2回お出でになるケースで、ご家庭での支援も得られない場合で、残念ながら、高い成長が得られた事例は未だございません。

2週間前か、4週間前に獲得していた事をほぼ全て忘れられてしまい、リセットされた状態からやり直しとなり進捗は得られません。


能力が低減してしまうのは…



私共で連日個別療育を受けられ、知能指数もあがり高い成長が得られるようになられて、普通の幼稚園や、保育園に行かれるのではなく、沢山の障がいをもつお友達が通われている〇〇園に通われるようになると能力が低減してしまわれてしまわれてます。

折角言葉を覚えて、2語文、3語文とお話出来るようになっておられても、手が離れると、あっという間に言葉を失ったり、暴言や多動が再燃したり元の木阿弥になってしまう事例が複数件あり、それまで以上の成長を獲得された事例報告は未だないのが実情です。

一旦通所を取りやめ、幼な帰りされたりして、慌てて「どうしようか」とご連絡を頂くという事もございますが、一旦通所を止められますと、すぐに別の通所希望者が療育を開始されますので、定員の問題もあり、再度通所して頂く事が難しく、どうてあげられようもない…という事態に陥っているのが現実です。


皆が〇〇園に通っているから…



「横断歩道皆で渡れば怖くない。」とお考えのようですが、いくら皆とご一緒でも赤信号では大変な事になってしまいます。

皆と一緒でも問題を解決する事には繋がりません。

皆が成長され、進歩しておられるのであれば、それは非常に良い選択なのだと思います。

そうでない場合、本来望まれていた成長が、得られぬままになっておられるのが現状です。

毎日来ておらるお友達と、週に1回の違いを比較してみて下さい。

一部地域では、複数の施設を利用されるのが当たり前というような地方もあります。

例えば10日の通所日数をお持ちでも、4日間は、COMPASS、土曜日は見守りがた施設に4日使われ、残りの2日は昔から通っているA施設…

保険を掛けているとのお話なのですが、土曜日が問題であれば日中一時支援もあると思います。使い方を間違っておられる??と思ってしまう事もあります。

施設により指導方針も、環境も、ルールも違います。
いろいろ対応出来うる力があるお友達であればそれも良い方法かもしれませんが、支援に混乱を招くだけです。

例えば、週1回のトイレ指導等どこまで出来るとお考えでしょうか?私達で時間を決めて細かくチェックしていても、別な施設では面倒だからと紙おむつで放置されているのをどうお考えでしょうか。

施設が違えば、支援の仕方も全く違うのです。同じ数時間を過ごすのも、声掛けをし、やる気を促し、様々な挑戦をさせるのと、ただ遊ぶだけが同じであるとお考えでしょうか?

挨拶言葉遣いも励行しておりますが、施設によっては、「はい」と言わなくても「ありがとうございます。」と言わなくても見過ごされている施設もあり、折角の習慣も壊れてしまいます。

まるで賽の河原の石積みのようです。

同じCOMPASSの施設でも、重篤な問題を抱えていたお友達でも「連日個別療育」を受けられれば今までとは別人のような成長が獲得できているのです。

あちらこちらに通われ、1週間に1回だけお出でになる方と大きな成長の差が出てしまうのは残念でなりません。

軽いAD/HDや、軽いアスペルガー、軽い自閉で、ご家庭でも熱心にご指導頂ければ、1週間に1回の支援でも成長が得られます。ご家庭の取組み次第なのです。

何もせぬまま、1週間経って来られると多くのルールがリセットされてしまい、折角おいでになっても最初から、やり直しになって指導時間が大幅に無駄になってしまいます。

◆ルールや約束を忘れてしまうのです。
◆先生の名前すら忘れてしまう事あるのです。
◆オールリセットになってしまうのです。
◆全部忘れてしまわれます。
◆積み重ねが得られないのです。

言語遅滞や、発語に問題がある場合、前回の状態に戻すまでに、一日終わってしまいます。

〇毎日支援しなければ、
〇毎日言語訓練しなければ、
〇毎日練習しなければ
全部忘れて最初からやり直しになってしまうのです。

特に言語の問題を抱えておられる場合、小さい時から毎日いろんな言葉を覚えさせようとしてこられても出来ていないのが現状です。

冷静にお考えになれば理解頂けると思うのですが、ご家庭でも適切な支援が得られず、1週間に1回だけで、きちんと覚えられるとお考えでしょうか。

例えば、日本人の苦手とする英語を覚えるのにどうすれば良いと一般に言われているでしょう。

毎日繰り返し学ぶ事で英語が出来るようになると聞かれて事はないでしょうか?

言語遅滞の子ども達にとって普段使っている言葉は私達の英語と同じなのです。

毎日やっても難しいのに、1週間に1回でどこまで伸びるとお考えなのでしょうか?

集中の原理を活用して下さい。
能力の習得には力を掛けなければならないのです。

難解になるかもしれませんが、言語習得は、圧力の考え方と似ています。

10キロの重みの石も1000平方センチの平板に分散すれば、1平方センチあたり10グラムの圧力になります。

面積を狭め1平方センチに集約すると、1平方センチあたり10000グラムの力に変化します。これが突破力です。1点集中の原理です。

同じ10キロでも1000倍の力になるのです。

逆に5000平方センチの平板におけば力は大きく削がれ1平方センチあたり2グラムしかかかりません。

通所施設を様々に変えるのは、力を分散させているにほかなりません。

力は1点に集中すべきなのです。

持たれている通所日数を信頼の寄せる施設に託すべきではないでしょうか?

分散されていると、何か月経っても望む結果は得られません。

COMPASSに毎日通っている子ども達の姿を見て下さい。そしてどうしなければならないかもう一度お考え頂きたいと思います。

連日個別療育が多くの問題を解決出来る糸口です。

どうぞ力を集中させ成長を獲得して下さい。