NO251.対応出来ない無念さ…
NO251.定員問題と、送迎に関して…
保護者心得 【言語】 【ダウン症】 【自閉】 【LD】 【多動】 【注意欠陥】
沢山のお友達を笑顔にする為に、多くの保護者の笑顔を獲得するために日夜精勤しておりますが、私達でも出来ない事は沢山ございます。
COMPASSには人数制限がございます。
ご支援に関しては、それぞれの事例に合わせて、出来うる限りの対応を実践いたしておりますが、私共の施設には残念ではございますが、定員という問題がございます。
開設したばかりの、COMPASS丸亀や、COMPASS岡山であれば、まだ定員に余裕がございますが、他の施設は現在10人待ち、25人待ちという状態となっております。
COMPASSが取り組む児童発達支援事業や、放課後等デイサービスは通所される前に、送迎の問題、個人支援計画等、事前説明の上ご契約頂くという流れになっております。
基本的に、私共の主観でご支援をお断りする事はございませんが、支援をスタートする前に定員を遵守しなければならないという責務がございます。
1日10名の定員であれば、それに従った支援を実施いたしますので、仮に病欠等お休みの際、事前にお約束させて頂き且つ、ご契約をして頂いている方の中で、その日通所可能な方にご連絡をさしあげて来所頂くというような流れになっております。
定員は絶対に守らなければならない問題なのです。
通所されている方が、引っ越しされるか、契約を解除されるか、対象年齢から外れられるか、十分に成長と進歩を獲得されて支援が不必要な状態になった場合ようやく空きが出る状態です。
通所日数も、1ヶ月から8日を除いた20日から23日通所可能な方もおられれば、通所日数が限られており、月に4日から14日までしかご利用できない方もおられ、施設により、お友達が毎日通所されている場合は、10名しか通所されない施設もございます。
逆に30名以上の方が、間隙をぬって、かわるがわる通ておられるような地域がある事もご理解下さい。
本事業は行政のご支援があってはじめて適う支援事業なのです。申し訳ありませんが、その点ご理解頂ければと存じます。
送迎に関しては更に問題が複雑になります。
複数のお友達が同一の学校や、園に通っておられる場合であれば、混乱は避けられますが、西のA園15時に1名、東のB校15時に1名となると送迎ルートを含め非常に難しくなります。
複数の送迎車と、ドライバーが確保できる地域であれば良いのですが、開所間もない地域では、送迎車も少なく、ドライバー等の支援員の人員も限られており送迎ルートの関係状ご要望も応える事が出来なくなる事も少なくありません。
上記のように同じ時間帯に、2方向の送迎があれば、最低2台の送迎車と2名以上のドライバーを含めた支援員が必要です。現在COMPASS中津では、最多6ルートの完備をしておりますが、送迎車を含めボランティアの方々のご支援の元になりたっている状態です。
場合によりお仕事を調整頂いてCOMPASSまでお連れ頂く事態になる事も少なくなく、皆様のご協力とご理解の元で円滑な支援を達成している状態となっております。
折角よい施設が見つかったのに、送迎の問題で通所する事が出来ない…昨日大変厳しいご連絡を頂きましたが、私達の力だけではどうしようもない事もあるのです。
特に開設したばかりの施設では送迎車も足りませんし、ドライバーの人数も限られます。
療育支援に携わるスタッフが全員普通自動車免許を持っておられれば良いのですが、実際は全員が免許を取得しているわけではありません。私どもでは40年以上障がい児保育に携わってきたベテランの職員が何名もおりますが、残念ながら彼女らはバス・タクシー派で送迎支援は出来ません。
療育を充実させるのか、送迎を充実されるのかと問われれば、療育を充実させる事が私の責務であり、その上の送迎サービスです。送迎を充実させる事は必要な事であるとは存じておりますが、療育あっての送迎であり、送迎が主ではございません。
仕事をされていて、送迎を無理な場合「仕事を辞めろというのか…」というようなお話も頂く事がございましたが、私共も送迎したいのは山々なのですが、物理的に出来ない状態である事をご理解頂きたいと存じます。
ご親族や、知人友人にお願いされるか、シッターを確保されるか、お仕事を調整される等、職場の理解を得る等、1日でも多く支援出来うる方法を模索頂く事が有効な対処法であると存じます。
1日でも早く、1日でも多くお子様の為に通所出来る方法を模索頂ければと願います。