NO274.安心せず、手を抜かず…
NO274.療育のスノーボール理論…成長は掛け算
保護者心得 【言語】 【ダウン症】 【自閉】 【LD】 【多動】 【注意欠陥】
既報の通り、10月1日に香川県三豊市にてCOMPASSとしては8カ所目となる施設を開設致しました。COMPASSとしては大型の施設の一つで、COMPASS丸亀に続いて1、2階全て使用する事が出来る事となりました。花壇も広く、全面に子ども達の畑も完備できています。(ご覧のように田んぼの真ん中ですが…)
保護者面談と意気込んでおりましたが、その前に準備の時間が必要でした。
1階ロビーの壁の塗り替えです。床は防炎用の床に出来たのですが、予算が足りず壁面のクロス張り替えは断念し、ご覧のようにペンキを塗る事となりました。
総勢5名のスタッフで養生テープを貼り、3度塗りまで行いました。余りに綺麗になりすぎると整理欲求は高まるばかりで、外壁の掃除までする事となりました。
TVショッピングでおなじみの〇〇を使っての壁面掃除です。
やればやるほど止まらなくなり送迎車もピカピカです。
室内もこのとおり、素敵でしょう。
〇療育のスノーボール〇
勢いは大切で療育支援にも勢いが大切です。
成長進歩がみられた時、支援の手を緩めてはならないのです。沢山喜んで頂くのは良いのですが、そこで安心してはならないのです。多くの方が安心して、手を緩めてしまわれます。思考も他者的になってしまいがちで、受け身の支援を望まれるだけとなってしまいます。
支援を受ける事を3とすれば、ご家庭で行う支援は2であったり、3であったり、ご家庭によっては、4にも5にも達します。支援成果の演算は掛け算なのです。
ですからCOMPASSが3で、ご家庭の支援が2であれば、6の成果を望む事が出来るのです。ご家庭の支援が5であれば、15の成果に結びつくのです。
やる気なくご家庭の支援が0.5であれば.3×0.5=1.5になってしまうのです。
0の場合は、3×0=0となってしまうのです。
折角の成長成果も0になるのです。
逆にご家庭の力を結集すれば大きな力になるのです。
スノーボールは、最初はこぶし大程もない小さな雪の塊ですが、それをコロコロと斜面を転がしていけば、大きな雪玉になるのです。
ご家庭の支援は雪の斜面の傾斜角であり、押し出す力なのです。それぞれが作用しあって大きな成長に結びつくのです。
雪の小さな塊が子ども達の資質です。
勢いを弱めないで下さい。お子様の成長を信じてご家庭でも支援し続ける事が何より大切なのです。手を緩めないで下さい。安心しないで下さい。人任せにしないで下さい。保護者自らの手で、お子様とご一緒に成長を獲得して下さい。