NO275.成長のチャンスと、突然の成長

NO275.可能性はふんだんに、変化は突然…
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お友達と一緒に行動観察演習を実施行いました。


サーキット練習です。

平均台、ジグザク走、スタンドジャンプ、一本橋等様々な運動を行います。指示に従い、周りの行動を観察し、見習い、推測し、模倣する。運動のみならず、子ども達にとって多岐に渡って能力を刺激します。

療育支援は机上のペーパーばかりではないのです。上の学齢のお友達が、下の学齢のお友達のお手本となり、しなければならないという使命感を認識したり、あるべき姿を模索する事になるのです。

様々な機会を通じて成長を遂げる事ができるのです。

子ども達には、それぞれ可能性の種を持っています。その種をどう発芽させるのかが問題なのです。様々な機会を通じて発動の機会を誘うの事が大切であるとご理解下さい。

発動の機会が運動ばかりではありません。リトミック等の音楽活動であったり、絵画や書道であったり、珠算であったり、しりとりや、ゲーム、縄跳びや、鉄棒だったり、ご家庭でのお手伝いであったり、兄弟のお世話であるなど、その機会は数多あるのです。

得意な事、出来る事を探してあげて下さい。その芽を伸ばす努力は療育支援には不可欠なのです。

嬉しい成長報告がありました。
小学校就学前のダウン症のお友達の成果報告です。4月からお預かりしておりましたが、距離の問題や、お仕事の関係、支援日数の制限もあって、週に1回から2回のご支援しかできていなかったお友達からの成長報告です。

半年程たってからのお知らせですが、
①保育園で、手話を使いだし、保育園の先生方からも「覚えなければ…」とのお話を頂きました。※そうです、自分の気持ちや考えを手話を通じて表現できるようになったのです。

②50音がランダムではありますが、16文字きちんと読めるようになられました。※時間をかければ、時間がかかっても、言語習得が出来るようになられたのです。半年で16文字ですが、恐らく今後はもっと早いスピードで文字獲得が出来るようになるのではと予測します。知識はスノーボールなのです。雪だるま式に増えていくのです。

③話せる単語がとても増えた。※正確な語彙数を把握できてはおりませんが、これ序章であり、始まりなのです。時間をかければ、繰り返せば繰り返す程語彙把握が出来るという可能性を現認されたのです。

療育支援には個別での連日療育が理想的ではありますが、通例の地域では、1ヶ月に20日以上通所出来る地域が殆どですが、一部の地域では行政判断から、1ヶ月に14日以内または、5日以内しか利用出来ない市町村もございます。

毎日出来る事が理想で、通所日数を確保されておられても、お仕事の関係や、距離の問題等で通えない場合もございます。

如何なる場合においても、ご家庭での支援が大切です。毎日信じてお取組みされる事で多くの問題を解決する事が出来るのです。

前出のご家族も、不安に苛まれながら只々信じてご指導に取り組まれたのであろうと思います。お子様を信じる事、信じて支援を繰り返す事で獲得されたきっかけ、御印であると思います。

努力の先には、成長が必ずあるのです。諦めず、現状に嘆くことなく、お子様の成長を信じて御取組み頂ければと思います。

お子様の成長は、お子様の未来はご家族の手の中なのです。