NO301.成長が妨げられる現実…(改)

NO301.意識の障壁…(改)
 保護者心得    【言語】  【LD】 【多動】  【注意欠陥】

「子ども達の成長を願っているのに、どうして私達の支援では駄目なのでしょうか?」と、よくこのような療育支援に関わる方から相談メールを頂きます。

その理由は、経験と知識の不足、場合によっては、専門的な知識を何ももたれていない事例も少なくありません。短大や、大学で少し習ったけれど…というご相談が3割以上です。

知識に関しては、学習と、実践の繰り返しとなるのですが、その目標を現場で潰されているようなご相談が大半を占めます。

「〇〇すれば〇〇するのではないか…と思うのですが、上司の許可がおりません。」というご相談です。

上席の方がどうすれば良いのかわからないようで、「その為に、動きがとれない…」「正しい支援が出来ない」というご相談が実に4割を越えるのが実情です。

わからないから、しない…責任がとれないからやらせない、最悪のパターンです。

「面倒な事に手を出さないように…」とまで言われる先生もおられるようで問題の根の深さを感じます。

成長させないても良いのだそうです。そもそも成長は無理だから無駄な努力は必要ないのだそうです。

何も出来ないという思い込み、成長に限界・限度を設けているので、周りに横並びの支援を職員に求めるという悲しい現実があります。

そのような穿った考え方により、多くの熱意溢れる指導者の方々が実は全国で潰されているのが残念でなりません。

古い支援方法に縛られて、それ以上は無理、〇〇だから無理、〇〇しても無駄こんな考えで現場に立っている人がとても多い事に絶望します。

テレビを見せて、ゲームをさせて、楽しければ、その時を無事に過ごしさえすればそれで満足…見守っているだけ、オムツがとれなくても、言葉が話せなくても大丈夫。暴れる子は、部屋に閉じ込め、DVD漬け、ゲーム漬けにすれば大丈夫。

悪ければずっと来てくれる…等と施設内のケース会議で話し合うのだそうです。

パンフレットや、チラシ、ホームページには、声高に言語療育、音楽療法や、リトミック、運動療法や、ABA等をうたっていても、一切なにもしてくれないという保護者からのご相談も少なくありません。

でも他に行くところが無い、他でみてもらえない…

このような常況は数年たてばきっと改善されると思います。

きっと自然淘汰されると思います。

しかし、保護者の皆様の気持ちになれば、無為な時間は僅かでも過ごしたくない、少しでも成長を促せたいが、どうすれば…

支援者・指導に携わる方には、括目し、あるべき姿を見出して頂きたいのですが、このブログでは個人情報保護の問題等もあり、現行公表できるのはこの程度となってしまいます。

まだ、私達に力が足りないのです。

しかし、来年はその動きも変わってくると予言します。

平成28年3月には、私達の支援の様子を全国放送で放映して頂けることとなりました。
COMPASSでの支援の様子をご覧頂ける好機が訪れました。

ネット放送を活用した療育番組の制作も検討しており、多くの皆様のご協力の元で実現の目処も立ってきております。

講演の依頼も頂いていたにもかかわらず、平成27年度はその余裕もございませんでしたが、次年度は計画的に実施する事が出来ればと考えております。

半年後には、私共の療育成果を学術的に検証頂ける事も実現し、私達も各学術学会での発表を予定しております。

古い考え方を打破し、新しい療育手法をご紹介出来るようになれればと夢は膨らみます。

療育元年となる、夜明けはまじかなのかもしれません。