NO140.出来ましたシリーズ2

指示が通らず、言う事をきかず、知能は3歳レベルと言われていたお友達も、毎日課題に取組み、夏休みの宿題も全部終了し、写真のようにおやつのお手伝いも、ご覧の通りです。検査はしておりませんが、必要な社会性を養い、知能レベルも格段に向上したと思われます。

満面の笑みで、この通り、成功体験こそが次の成長を促します。

皆で、おいしく頂きました。

勉強も頑張って、1日で漢字15ページもやり遂げました。椅子に座って静かに課題に取組む姿は、ご家族も唖然となっておられたそうです。諦めるのではなく、出来るという事を念頭に、少し他の子ども達より手間を時間を掛けてあげるとこのような成長がみられるのです。どうですとってもお利口さんに見えるでしょう。本当にお利口さんになったのです。

砂絵を皆で作りました。糊づくりから全部自分で頑張ってもらいました。

図鑑を見ながら、丁寧に模写しているのが見えますか?思いもかけない能力に周りもびっくりです。

何の問題があるのか、しっかりと集中して何時間も真剣に課題に取り組む事が出来るようになりました。

ついに完成です。この成功体験が必ず次の進歩に繋がるのです。

夏休みの宿題も、自分で図鑑を調べて取組みます。調べ学習も出来るようになりました。

砂絵の転記です。見本を見て同じように、同じ位置に書き写すには、様々な能力を使います。漢字も得意になりましたが、絵画でもその能力を開花しようとしています。高学齢となってしまい、諦める方も少なくありませんが、着実に成長する事が出来るのです。適切な指導と、応援(接し方)で劇的な変化が得られるのです。まだまだ諦めないで下さい。

夏休みの工作で「ペン立て」を作りました。写真のように生徒1人1人に最初はフォローをしていきますが、次第に要領を覚えて行く事が可能となります。徐々に手が離れて仕上げは1人で頑張れるようになるのです。

低学年が頑張れば、高学年は更に頑張ります。「期待」に応える事が出来るのです。「期待」されるとそれに純粋な気持ちで応えてくれるのが子ども達の最も優れた特性です。正しい接し方、正しい対応、適切な評価、心からの期待があれば、このように取り組む事が出来るのです。

幼女が女の子の絵を描くとき、一応に漫画のような眼を描いたりしますが、保護者や周りが描いた絵をまねて描くのと同様です。模倣です。良い物を模倣するのです。促されてするのではなく、自分が描きたいからまねるのです。下のペン立ても模倣から酷似した仕上がりとなっています。全ては模倣、モデリングから始まるのです。

私達が話したり、書いたり、考えたりするのも、教えてもらったやり方や、読んだ書籍の模倣が凝縮され結実した成果であると言えます。全ての力は模倣する力が大切で、千利休の「守破離」の「守」の部分が模倣なのです。模倣があって、進化「破」し発展「離」するのです。マネが出来るという事は、他の事も沢山真似できます。

夏休みの宿題も出来るかどうか心配されていた子友達ですが、宿題は全ての子ども達が全て終了したと報告が入っています。早い子は8月早々には終わり、多くの子ども達がお盆前には終了する事が出来ました。

出来ないだろうという事が前提ではなく、絶対させるという思いが成果を生むのです。他にも出来るようになった事は山ほどありますので、次の成果報告にてお知らせさせて頂きますので楽しみにお待ち下さい。

NO139可愛そうではすみません。 でも書きましたが、可能性は無限なのです。ただすぐに成果が得られない事が多いだけなのです。直ぐに結果を求めたい気持ちはわかるのですが、それを我慢し応援し続ければ、上記のような結果が得られるのです。

自閉症であっても、多動性障がいがあっても、アスペルガーであっても、ダウン症であっても成長し、進歩する事が出来るのです。学齢が上がれば無理?と思われる方も多いのですが、時間はかかっても無理ではないのです。

硬くなった粘土も時間を掛けて、もみほぐせば柔らかくなるのです。紙粘土なら水分をあたえれば蘇るのです。もう11歳だから、12歳だからと諦めてはいけません。子ども達はスペシャルなのです。スペシャルですから特別に配慮すれば、考えられない成長を示すのです。他の子と比べないでください。他の子ども達が出来ないから、うちも出来ないと思わないで下さい。お子様はスペシャルなのです。唯一無二の存在なのです。同じ症状の人などほとんどいないのです。本に書いてある事を信じ込んではいけません。だってお家の子はスペシャルなのですから。私達が行っている療育支援は本や、ネットに乗っているやり方ではありません。子ども達もスペシャルですから、指導方法だってスペシャルなのです。諦めないで下さい。

大分中津の耶馬溪に青の洞門(中津市HPへ)というトンネルがあります。
諸国遍歴の旅の途中ここに立ち寄った禅海和尚が、断崖絶壁に鎖のみで結ばれた難所で通行人が命を落とすのを見て、ここにトンネルを掘り安全な道を作ろうとノミと槌だけで30年かけて掘り抜いたといわれる人口トンネルです。

30年と一言でいっても1万日以上かかっているのです。全長144メートルですから、1日僅か1.3センチ掘り進めた計算となります。無理と言われ続けた大事業をやり遂げる事が出来たのです。

どうぞ禅海和尚のようにお子様の支援をし続けて下さい。きっとその先に光明が見える事と思います。

子ども達が夏休みで忙殺され、面談や、療育相談まで手が回らず多くの方にお待ち頂いておりますが、もうあと1週間お待ち下さい。