NO154.収穫の喜び…

動物と接する事の効用は、アニマルセラピーで触れました。今度は心の成長を促す一例をお伝え致します。それは植物のお世話です。特に収穫物のある物の栽培がベストです。お花も良いのですが、一番効果的で、簡単なのは、ゴーヤの栽培です。

子ども達の農園では、現在サツマイモ等を秋口の収穫に向けて栽培しておりますが、農園は施設からちょっと離れているので、毎日草むしり等のお世話に行くのが難しいので、この夏は、指導ルームの裏で、ゴーヤの栽培に取り組みました。

毎日水をコンパスについたら、水やりをし、1週間から10日に一度肥料をまいていくと、ぐんぐん成長していきます。

お天気も気になります。私どもの施設では幸いお盆も運営しておりましたので、欠かさず水やりを頑張ってもらいました。やがて黄色の花が咲き、その先に小さな実がついてきます。

ゴーヤはグングン成長してくれますので、子ども達の観察眼でも成長がしっかりと判別できます。今年は天気の問題もあって余り大きくはなりませんでしたが、ご覧のように熟れてくると、黄色になり、1日でパカッと実がはじけてしまいます。

ここに花が咲いた、新しい芽が出た、大きくなった、葉っぱが枯れたと把握出来る様になります。

そして収穫です。小さな実でしたが、皆とても高い達成感を味わう事ができました。収穫した小さなゴーヤをそれぞれ持って帰ってもらいましたが、次の日の日記はみんなゴーヤチャンプルーを食べたとのお話で、包丁で切ったり等のお手伝いへ発展できた子もおりました。

植物の栽培収穫は、
①継続力
②責任感
③観察力
④達成感を味わう事が可能です。
⑤そして何より、きちんとお世話をすると成長する事を体験し、過去、現在、未来が繋がります。
⑥苦手な物でも自分で作った物は食べる事が出来るのです。今回もゴーヤが苦手なお友達が複数名おりましたが、大好きになってしまいました。自分で作った物はおいしいのです。ゴーヤが食べられたので、ピーマンも大丈夫になったとのお話もお伺いしております。

秋口からは、栽培出来る庭があれば、大根、ニンジンがベストです。ニンジンであれば、プランターでも可能です。

冬場は玉ねぎ、ジャガイモが楽しいです。(お世話も楽です。)

自分で世話をした野菜の収穫は何よりの達成感があります。是非お試し下さい。