NO163.自閉症に対しての大きな誤解

相談メール等で、保育園や幼稚園の先生や、他の保護者から「親の育て方が悪いから問題行動がある…」ような指摘を受けたというような相談が目立ちますので、この問題に関して今回言及したいと思います。

大前提として
「自閉症は生まれつきの問題であり、誰の責任でもない。」という事を言明致します。

未だに
①「親の育て方が悪いから…」
「接触が少ないから」「声掛けが少ないから」「世話を怠っているから」等

②「電磁波のせいで…」
「高圧電線の」「新幹線の…」「パソコンの…」「電子レンジが…」※耳を疑うような言いがかりをつけられている事例も少なくありません。

③「テレビを見せるから…」
上記に近い言いがかりパターンです。

④「放射能のせいで…」※あり得ません。

⑤「食べ物のせいで…」
というような事を言われる事が散見されます。

特に一番①の相談が多いのですが、②から④も妙な言説であったり都市伝説みたいな物で全く信憑性はありません。相手の話を聞いた上で「先天的な問題」である事を相手にきちんと伝える事が本質的トラブルの原因を防ぐと思います。生まれつきの脳機能障がいなのです。

多くの場合言っている相手は、迷惑しているという事心配しているという事が言いたい場合が殆どです。勿論、迷惑をかけたのであれば、その点はきちんと詫びた上で、対応に関しての理解を求める事が大切だと考えます。

⑤に関しては、それが原因というのではなく助長する可能性があるかもしれないとの見解もありますが、COMPASSでも今後療育型保育施設の設置を検討しておりますので、実際に私自身の手で多くの検証を行い公知出来ればと考えます。現在一部の子ども達でも取り組んで頂いております。第1期検証を行って頂いておりますが、対象人数がまだ少数で、せめて30名の事例を集めて報告したいと思いますので暫くお待ち下さい。

話を戻します。

困るのが表記に使う感じが更なる誤解曲解の原因で、内向的な自分の殻に閉じこもったという文字ずらからくる印象にも問題があると思います。英語で表記すれば、Autisic Disotderなのですが、このautisicの和訳にそもそも問題があったと考えます。

自閉一種の「対人障がい」なのです。
細分化すると、
A対人関係の問題
Bコミュニケーションの問題
Cパターン(ルール化)問題
D挙動問題と考えられます。

これらの問題程度と、IQ問題で、70以下が低機能自閉症、70以上が高機能自閉症と言われており、言語能力の有無でアスペルガー等と更に分類され広い範囲の子ども達があてはめられているのが現状だと思います。

「自閉症スペクトラム」等、語彙的に理解しずらい表現がさらに多くの理解不足に拍車をかけていると考えます。何よりわかりにくいのです。

現在行われているIQ検査も言語能力が無くては検査出来ないのが現状です。また言語を理解していても、発語する事ができなかったりと表現出来ない場合等検査の対象からその能力が漏れてしまうのが現状で私の個人的意見では特に幼齢期等ほぼあてになりません。

先般も平仮名、カタカナを書いたり、音読できたお友達が、検査を受けたのですが、IQ40と診断されたのには、驚きを通り越して呆れてしまいました。その子は、意思疎通も出来ますし、4歳ですが小学校1年生の教科書も現在上巻ですが全て音読できます。読めて書けて話せて、意思疎通もできるのに、IQなんてどこまであてになりのか疑問が残る所です。

検査時の体調、感情、試験官との人間関係にも大きく影響されるのです。話すスピードタイミング等も均一ではありません。朝の検査と、昼食後でも夕方でも結果は違うのです。

自閉症は先天的な問題でその問題が発現した場合、親の責任では一切ありません。遺伝子がどうのこうのという研究ありますが、推測の域をでておらず医科学的には全く根拠のない話です。発現した事は誰の責任でもないのです。

誰の責任でもありませんが、対応の仕方で成長は促せる事も忘れてはなりません。

上のAからDの特徴があるのですが、成長や進歩も対応次第で獲得出来るのです。
多くの場合言語能力の欠如が引き金であると考えます。

他の友達等と関われない、関わらないのはコミュニケーションが取れないからではないでしょうか?

周囲に無関心なのも、無関心でいれるのも、無関心のふりをしておれば、それ以上木津つく事がないからではないでしょうか?

表情や人の感情を読み取る事が出来ないのも、その意味理解が欠如しているからで、意味を理解し自信がつくとどうなるのでしょうか?

言葉が出なかったり、オーム返ししたり、人称がおかしかったりするのも、やはり言語能力の欠如で、理解がすすめば成長が促せると考えます。

身振り手振りが理解出来ないのではなく理解を示さなくても何とかなるからそうしているだけではないでしょうか?欲しい物の前まで連れて行くようなクレーン現象も言葉を覚えればその動作もへるのです。

ルールやパターン行動ににこだわるのも、パニックに陥るのも問題が起こる事が怖いからではないでしょうか?言語理解がすすめば進むほど、独自のルールは低減します。

体をゆすったり、ぐるぐる回ったり、手をひらひらしたり、パタパタさせるのも、言語の獲得ができておらず、思いを伝える事も、理解する事もできずそのイライラやストレスを発散する動きであると思えませんか?例えが悪いのですが、初めて園にやってきたゴリラが体をゆすったり、トラ等が檻の中をウロウロする行動をどうお考えになりますか?

ごっこ遊びが出来ないのも、おもちゃ等が適正な使われ方をしないのもは、使用の仕方等意味がわからないからの行為だと思っています。どうやって遊ぶかわからないのです。言葉が理解できないという事は、判断の基準が好きか、嫌いか、楽しいか、楽しくないかしかないからストレスが溜まるとパニックをおこしたりするとはかんがえられませんか?

親の視線を追わないのも、じっと目が見れないのは、怖いからではないでしょうか?急に声をかけられてり、大きな音がしたりしたとき、パニックを起こすか、隠れるか、逃げるか、動けないかなのですが、これって不安だからだと思いませんか?言葉が理解出来ないのですから状況を理解できる能力はその段階では欠落していると考えられないでしょうか?

多くの自閉症といわれるお友達と関わってきましたが、言語理解が成長の鍵になると実感しています。ともすると途中であきらめてしまうのですが、どれだけ時間がかかってでも言語習得が出来るようになると劇的に変化を示す事ができるのです。

お友達と遊ぶのは得意にはすぐにはなりませんが、ある程度は出来るようになるのです。
※1人で遊ぶのが悪いとは思いません。同じ趣があるお友達といっしょに出来る日は言語理解ができて、コミュニケーションがとれればその能力に応じて解決できると信じています。

お話が出来るようになるので、自然と目を合わす機会も増えてきます。増えてくるといつのまにか目を合わす時間も増えてきます。人と交わり、関わる事が増えますから、様々な経験を得て行けばいくほど、大きな音や突然の環境変化にも徐々に対応出来る力がやしなえるのです。つまり、言語能力があると、あった経験を記憶として留め置く事ができるのです。経験値に変える事が出来るのです。言語能力乏しい場合、生存に関わる問題にだけ
反応するのと同じなのです。

猫と同じような勝手気ままな態度を取るのは、言語理解が不足している間で、徐々に犬のように人と交われる時もくるのです。

嬉しさを態度や、ジャンプや、手を叩いたりする行動で示すお友達もいますが、嬉しさや楽しさを言葉で表す技術が身に付けば、抑制する事も無理ではないと考えます。ジャンプしても良いからジャンプしてしまうので、手を叩いたり、跳んだり跳ねたりする行動も条件や環境で抑制できるのは、言語による状況理解が伴った段階で、多くの場合抑制出来ると思っています。嬉しさを別な表現手段に置き換える事が出来るようになると考えます。

つまり、保護者として「アレ」と思ったら、兎に角時間の許す限り言葉を教える事なのです。直ぐに覚えられないかとも思いますが、繰り返し、繰り返し何度も何度も教える事で進歩させる事が出来るのです。

お友達と遊べない子も何をされるか怖いという印象が亡くなれば、一緒に遊んだり、園バスに乗れたりするのです。考えてみて下さい。園バスの中にトラや、ライオンがいるとしたらあなたならどうしますか?何をするかわからない動物です。ブタや、猿でも怖いかもしれません。言葉がつうじませんから何をされるかわからないから怖いのです。バスに乗れなかったのです。一緒に遊べないのです。※1人で遊ぶ事が悪い事とは思いません。人に迷惑をかけないのであれば、好き嫌いはあって当然です。成人した大人でさえ、人とのかかわりをウザったいと思う人も少なくないはずです。まして嚙みつかれたり、叩かれるかもしれない相手であれば一緒に遊んだり、バスに乗ったり出来る訳ないのです。

自閉症のお子様の障がいの壁を溶かすのは、言語活動です。

何か言われた場合、まず先方のお話を聞いてあげて下さい。繰り返しますが、迷惑を掛けたりしていたら、きちんと誤ってください。そして何より先天的な問題がある事を伝え、保護者としてどんな対応や支援を行っているか伝えて下さい。その上で相手にも対応の仕方を伝えられれば、問題はぐっと回避できるようになると思います。

意味がわからないから関心がないのです。見ても何かわからないから関心がないのです。よく視覚的な認識が強いと言われますが、見て理解出来るのであれば、見た絵や写真の意味を知っているという事なのです。意味を知っているという事は写真と意味理解が出来ているという事で、情報入力のシステムが絵や写真なのです。絵でわかるのであれば、字でもわかると思えませんか?

言葉を諦めず毎日繰り返しご指導下さい。高機能にまず成長させる事を目指して下さい。
症状が改善され、成長を感じられるようになると、悩みは消えてしまいます。

チチンプイプイ…
言語を鍛えて、悩みが全部なくなるようになあれ…♪