NO.334 妄信では困ります。

NO.334 何でも良いわけではありません。
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 前回、私共の支援方法や考え方、取り組みの方法等をしっかり理解して頂き、それを信じてお子様の成長を獲得頂いた…というお話をご紹介させて頂きました。

本当は「叱る事」や「PTSD」に関してお話する予定でしたが、現在の支援方法や、通所されている支援方法が、今のままで良いのかという内容のメールを数百通も頂きましたので、「盲信」と「妄信」は違うというご説明をさせて頂きます。

判断の基準は「実績」と「証左(証拠)」です。

またその前に、通おうとされている施設が、どんな支援を中心に行っている施設かよく理解する事が大切です。

当たり前のお話なのですが、

①レスパイト中心の施設に通って、預かり保育的な支援を受けておられて、言語能力が向上したり、社会認知性が向上するかと言えば難しいと思います。

 保護者の精神的安寧や、子どもの生活を見守るわけですから、注力する方向性が異なっているのです。

②運動療育中心の施設に通われて、いくら運動をされても発語が向上するとは思えません。脳血流は促されますが、言葉を解していない場合は、現状を回復する事は難しいと、どなたでもご理解頂けるのではないかと思います。

つまり、レスパイト中心であれば、日常目が離せないお子様を預けて、休息したり、家事やお仕事に専念する時間を得るための支援で、運動療育等であれば、歩行の問題、体幹の問題等を解決するために通所するものであります。

希望と、支援内容が一致していなければ、臨む成果は得にくいという事となります。そのような誤解を防ぐために相談支援事業があり、各地域の相談員の方にしっかりと希望を聞いて頂き、希望される支援を実施して頂ける施設を紹介して頂く事が大切となります。

ここで注意したいのが、まず「実態」です。

言語指導を行うはずなのに、ただお友達と遊んでいるだけ…??

言語指導を行うはずなのに、パズル操作や、ブロック遊び???

具体的な支援方法等も教えてもらえない?

これではまず、言語獲得は出来ません。これは、風邪をひいたのに、水虫の治療をしているようなお話です。
疑問に思ったら、相談支援事業者の先生にまず、希望とかけ離れている事を相談して頂き、適切な支援施設をご紹介頂く事をお勧め致します。

看板に偽りあり…という場合も少なくないようで、沢山のメールを頂いております。驚く事に、中には怪しげで高額なサプリメントを進めたり、理解しづらい療法を提唱したり、神仏のご加護をと宗教勧誘まがいのご相談も見受けられました。

このような場合もすぐに最寄りの行政機関にご相談頂くか、相談支援事業所のご担当の先生にその旨お伝えし適切な処置をして頂くだけでなく、別な支援施設をご紹介頂く事を強くお勧め致します。

古くからある施設だから大丈夫?というのも「実績」がいかなる状態であるか理解する事です。

幼稚園型の療育施設等に通われようとしているのであれば、まず最初の見学の時にその園の子ども達の1年後、2年後をしっかり拝見する事です。そして年長から卒園してその後どこに進学されているのかお聞きになれば、その支援方法が望まれている内容であるか、否かが推察出来ようかと思います。

例えば、年少のクラスのお友達を見せて頂いて、次に年中のクラスを見学させて頂くと、その施設の1年後の支援の結果を少なからず読み取る事が出来ます。

発達障がいの問題は、一目みて理解する事は難しいですが、見せて頂いたクラスが10名の場合、問題が重そうなお友達が、仮に年少で2名だとして、年中のクラスが5名で、年長が9名であれば、お預けされようとしているお子様が1年後、2年後どうなるのか予測出来ようかと思います。
通わせたい施設に現在通っておられる先輩ママがおられれば、良い点、悪い点をしっかり聞く事も出来ます。

沢山のケースを扱われている相談支援の先生であれば、その施設のご様子や、数年後の成長の様子をお伺いし、判断する材料を得る事が可能です。

これが「証拠・証左・エビデンス」の収集です。

気を付けなければならないのは、程度の違いの個人差が大きい事も問題です。

つまりお腹が痛いと一言でいっても、その痛さや人によって大きく違うという事も理解しなければなりません。

「よくなった、良かった~」と言われてもそれがどの程度良かったのか、どの位から、どの程度良くなったかを把握して頂く事も大切です。

私達は施設内だけですが、成長の記録動画等をご覧頂いておりますが、そのような嘘偽りのない結果をどれだけ提示できるかも問題です。

ある有名な先生にみてもらっているお友達がご相談にこられた事がありますが、私達からすれば「エ~」と残念に思う状態だった事も少なくありません。

成長したという程度のとらえ方が異なるのです。ご両親が希望されている結果と全く違う場合もあり、最も単純には、以下の質問を支援者に投げかける事で判別する事が可能です。

「いつ」「どこまで」「どのように成長できるのか」
具体的であれば、あるほど腕利きの先生であると思います。

但し、それが半年後、1年後、5年後と言うようであればではもっと深く聞いて頂く事をすすめます。

では3ヶ月後にはどんな成長が獲得できるのか、そのためにどんな支援が受けられるのか、どのような方法なのか、どうしてそうなりえるのか?

ここで曖昧な答えであれば、半年たっても1年たっても僅かな成長しか獲得できずに時間を無為に過ごすこととなりますので、間違いがないようにしっかりとご質問して納得してお預けになるのがよかろうと思います。

途中でおかしいと思われたら、まず相談です。
親として「アレ~」と感じるのは大切な第6感ですのでご自身の感覚をお信になればよいかと思います。

2年かよっても、3年かよっても、変化がない、成長しないというお嘆きのメールが山のように届いております。

脳の欠損や、麻痺等重篤な場合はそんな事もあるかもしれませんが、適切な支援を受けていれば必ず成長は獲得できるのです。

最後に、「この子はどんなふうに成長出来ると思われますか?」とお尋ねになって下さい。

ご両親が発語を獲得し、コミュニケーション能力を獲得させたいのに、支援者自身、全然無理と思っている方も少なくありません。

支援者が全くの素人という問題もあります。完全な素人集団であったり、残念ながらお金儲けだけで、施設運営に参入している施設もあるようで、何もわかってないけれどという指導者も沢山存在するのも事実です。

しっかりと施設や、指導員を見極め、おかしいと感じれば即時相談し、難しければ適切な施設を探す事です。

今できる事をまず実践して下さい。子ども達にとって今の1分、1時間、1日を無駄には出来ないのです。

ご相談メールには時間の許す限りお答えしております。
3日以内というスタンスでお答えしておりましたが、現在メールの数も倍増しており、内容が難しい場合は、1週間から10日お待ち頂く事もございます。
迷惑メールフォルダーもチェックしておりますが、サーバー上で外されている事もありますので、いつまで経っても返信がない場合は、お電話にてご確認頂ければと思います。

またメールよりお電話でお話さしあげた方が良い場合や、緊急連絡の必要性がある場合、そして出張中の場合は、090-31××-××××と、09031から始まる携帯電話からおかけする事もございます。

非通知でお掛けする事は決してございませんので、お問い合わせ頂いている場合は、極力電話をお取りください。
20回程度はコール致しますが、私は基本的に電話を掛けるのが苦手ですので、2度目はかけませんので折り返しお電話頂ければ幸いです。

どうか貪欲に、成長成果を求めて下さい。おかしいと感じたら、疑問をもったら、即時行動をおこして下さい。

お近くにも素晴らしい先生がいらっしゃる事を祈っております。※日本一の大しめ縄です。