NO.345 1年後の新K式検査

NO.345 科学的論拠…集中の大切さ
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夜の新幹線

7月16日、17日に、COMPASS高松でオーラルトレーニングとCOMPASSの支援の成果を確認する為の知能検査が実施されました。

私は子ども達を応援する為、前入りするべく、夕方新幹線に飛び乗りました。

岡山に到着すると20時を超えておりました。当日不幸事があり、高松から責任者も参列する為岡山に入っておりましたので、今回は岡山駅でピックアップしてもらい瀬戸大橋を一路高松に向かいました。

当日、高松 三条駅前に 相談支援事業を行うCOMPASSサポートの新しい事務所が完成したとの事で、少し寄って参りました。

小さな事務所ですが、イメージはセレクトショップ…との事です。如何でしょう。

過ごしやすい静かな環境で、学校や、園等を含めた大人数でのケース会議に対応できる事務所が完成致しました。かわいい秘密基地です。

さて翌日朝からお友達の検査が二日間にわたって実施されました。

一部体調を崩されたお友達もおられ、昼休みが少し伸びましたので、心理士の先生とご一緒に屋島まで足を伸ばし、美味しいうどんを食べに出かけました。

さて気になる新K式の検査結果ですが、半年前と比べても、大幅な成長がみられました。

私が後ろでにらみを利かせ、開始時間、静かに集中できるよう環境設定も作り込んでおかげで、平均以上の結果も複数名得る事ができました。

正式な発表は研究論文の作成が終わってからとなりますが、私が見た感じでも、十分な手ごたえで、大幅な成長が獲得できたと確信し、帰福する事が出来ました。

今回研究対象となったCOMPASS高松とCOMPASS岡山は地元行政の認定問題もあり、通例の地域のような支援日数は頂けない特殊な地域です。

主幹研究者からも近いという事で、私共の中でも個別連日指導が出来ない施設での研究でしたが、来れない分自宅でもしっかりと取り組まれたお友達の成長はかなり高いものとなりました。

また14日程度支援日数をもたれていても、運動系の施設や、見守り系の施設等複数施設を利用され、効果が薄れてしまっているお友達もおられ、薄ければ、薄い程成長率も大幅に減じており、集中の原則が何より大切であると実感する事となりました。

あれもしなければ、これもしなければという、不安な気持ちはわかりますが、発語が無い、発語が少ない場合は、発語の獲得に集中する事が不可欠であると本当に実感する事となりました。

どうぞ、出来る限り、集中して療育を受けられて下さい。

「あれも、これも」は絶対に効果が薄まります。

「あれも、これも」は一定の成長が得られたからでなければ、準備が出来ていなければ、全て水泡に帰してしまいます。

集中して支援を受けて下さい。

今回は私達の経験だけでなく、数字的に証明された事実であり、数か月ごとに心理士の先生にご足労頂いて正式な検査を実施してきましたので、精度的にもとても高いもので、科学的論拠が得られたと実感しています。

集中する事

この夏休み、出来る限りお子様と向き合あって頂き、成長を獲得出来れば何よりと存じます。