NO36.呼吸の習得がまず1番 その1
NO36.呼吸の習得がまず1番
言語習得に関わらず、子ども達の健やかな体とのびやかな心を維持するために正しい呼吸法は大変重要な訓練課題であるとご理解下さい。私達は、通常その場面その場面に合わせた呼吸を行っています。
療育指導を受ける子ども達にとっては、何よりもゆっくりと呼吸をする事が、適切な療育指導を行う為には、とても大切基本要因になります。ゆっくりとした呼吸は自分を見直すチャンスにもなります。周りの音を鋭敏に聞き取る事も出来るようになります。
私達は、通常何か考え事をする時、どんな様に息をしているでしょう?走ったり、喧嘩しているようなハアハアした息をしていますか?通常私達は、激しい息をしていては考えられる物も考える事が出来ません。短距離走等で何かを深く考えながら全力で走り切る事はごくごく一部の選手にのみ出来る事で、通常走る事その物に専念しなければ全力で走る事が出来ません。
早い呼吸では物事を勘案する事は出来ないのです。早い呼吸は気性も荒くするような報告事例も多数あります。粗暴な人の呼気は短く強いのです。私達も激昂し、怒ったり言い争ったりすると呼気が自然と短く激しくなります。逆に静かにゆっくりとした息をしていると喧嘩にならないのです。ゆっくりと静かに長い呼吸をしていると気が長くなり落ち着いて物事を考える事ができるのです。
私達は、丁寧な作業や、集中した作業が必要な場合は、自然に息を止めて作業をしています。コンパスでも「静かタイム」として静かな時間を大切にしていますが、これも呼吸法の習得の1つの大切な指導方法となっております。
言語習得をスムースに行うためには、静かに考え、取り組む習慣を身に着ける事が大切です。イライラも落ち着きのなさも呼吸法の習得で改善されます。ゆっくりと静かに呼吸させる事です。
ゆっくりとした呼吸法のご指導の仕方がわからない方は093-475-0449までご相談下さい。