NO185-2.新しい挑戦…その2

ダウン症のお友達をはじめとして様々に発語の訓練を致しており、既報事項ではあり
ますが、現在は「構音訓練のためのドリルブック」の音読までできるように進歩する事ができております。

現在正確に計測しておりませんが、1500単語以上を習得し発語出来るようになりました。今後より正確で、きれいな発語を促すトレーニングが始まります。通例の言語療育指導とは違う手法をもって正確な発語を獲得したいと考えております。

自閉症のお友達の新しい取組み
現在、行動キーワードを探りながら支援を行う新しい取組みを行っております。ピョンピョン跳ねまわり、心にもない暴言を吐き、物を投げつけ、衝動行動等も抑えきれなかったお友達の行動をじっくりと観察し、挙動のきっかけとなる言葉や、状態を見極め、1つ1つ問題を克服するとい新しい取組みです。

現段階で、暴言も治まり、動きまわる事も自ら抑制し、集中して取り組む事が可能となり、かなりの指示がスムースに通るようになっており、正しいポジショニングと、あるべき目標設定により、新しい形のフレーミングを実践しております。

自分の気持ちを伝える事が出来る様促し、心に思っていても、素直に言葉したり、行動に移す事ができなかった課題を、素直に言葉だし、行動に移す事ができるようになるポイントを見極める事で行動制御する新しい取組みであり、新たな可能性を私達も感じております。日々取組みを重ねる事が出来る様準備しておりますのでご期待頂きたいと思います。

高学齢・成人の方々のご支援

学齢が高くなると改善しにくいというのは、1つの思い込みであったのではないかと考えております。

実は、昨年末、香川県のある成人の入所施設にお伺いし、実際に体感する機会を頂きました。

「成人でも成長出来る。」
施設長の先生のお言葉で、その時は鳥肌が立つ思いが致しました。実際に、それまで出来なかった事がその施設に移ってからかなり自立した生活が出来るようになっておられその取組みの驚くばかりでなく、私の見地の狭さに猛省する機会を頂きました。

あらためて私も、何故大人は駄目だと決めつけていたのか…子ども達の療育には薄紙を重ねるように取り組みましょうと公言している立場にありながら、何故そこに考えがいたらなかったのかと良い機会を頂けたと感謝致しております。

私共は既に特別支援用ダウンロード教材「えすぷり」も開発しており、それらを改変する事で御取組み頂く事が可能だったのです。

成人の方達の為の障がい教育となりますが、これからそれぞれご専門の先生方のご意見を頂きながら構築していきたいと考えております。