NO256.性的問題に関して…

NO256.子ども達の性的な芽生え…
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障がい者の性に関してはタブー視される事が多く、目を伏せて通れぬ問題の一つであります。

誰にでも抱き着いてしまう子。スカートめくりから、キス魔へ…学齢が進むと犯罪すれすれの問題へと発展し、薬事療法が必要になったり、入所施設で管理しなければならなくなったり…人前で自慰行動に及んだり、性器を見せたり、知らず知らず性器を触っていたり、初潮の問題、精通の問題、体をこすりつけたり等、性にまつわる問題は多岐に渡ります。

今回は内容を限定し、幼少期の対応を取り上げていきたいと思います。この時期に目指す事は、性に関して徐々に正しい知識を養う事が大切です。性に関しての疑問や問いかけに対して、年齢に合わせた答えが必要です。

Q1:赤ちゃんはどうして生まれるのか。
Q2:どこから生まれるのか。
年齢に合わせた理解しやすい言葉で、説明してあげて下さい。

ここで大切なのは、「お父さんと、お母さんが愛し合って生まれた。💕」という事実です。
わかりやすく「大好きだから…💕」でもよいでしょう。

シングルの場合は答えが多岐に渡るので避けますが…「お母さんはお父さんが好きで、お父さんはお母さんが好きだから、神様が〇〇ちゃんを授けてくれたのよ…」とお互いの気持ちの結晶である事を伝えて頂ければと思います。

❤命の大切さ
❤愛情は一方通行でない事
❤のぞまれて生まれた事
❤今も愛されている事(大好きだという事)
❤男女の違い
❤女子として、男子として成すべき事 あるべき姿
❤恥ずかしい行為とは何か
❤男らしさ、女らしさ
を幼児期からずっと繰り返し言葉掛けする事が重要であると考えます。



生活習慣も大切です。

❤序列をはっきりさせる事
❤保護者とお子様の適切な関係を保持する事
❤介助の時期も大切です。
❤下着姿でうろうろしない、させない。
❤正しい所作

男女の差もありますが、小学生に進むにつれて

❤何歳まで母乳を与えるか。
❤何歳まで一緒にお風呂に入るのか
❤何歳まで着衣介助を行うか。
❤何歳まで一緒に寝るのか。
❤何歳までキスしたりするのか。
❤何歳までトイレ介助をするか。(状況により)
❤何歳まで食事介助するか。

ご夫婦でよく話し合って下さい。



❤年齢に合わせて徐々に身体接触の低減化も必要です。

❤幼稚園の頃には授乳は控えるべきです。
❤着衣介助等年齢に合わせて控えるべきです。
❤いつまでも過度な身体接触は行うべきではありません。

この時期の判断を間違えると、園や、小学校で問題行動を起こす引き金となります。

💙好きな男の子や、女の子に間違ったひとりよがりの行動をとってしいそれが問題視される事となります。

💙好きだから触る、後をついていく、キスをする。体操服を取ったり隠したり…

💙多くの場合罪悪感が欠如しています。

💙良い事と、悪い事が曖昧に自己中心的に改竄されてしまうのです。

現在の生活習慣の中で、行き過ぎかな?とお感じになったらすみやかに対応を変える必要があるのです。〇〇ちゃん(君)も〇歳になったからこれからは〇〇しよう。

💙多くの場合、恥ずかしいという気持ちも付いてこない事も少なくありません。自分が好きだから、抱き着く、自分が好きだからキスする。自分が好きだから触る付きまとってしまっているのです。

沢山の方々からご相談のメールを頂きます。対応を間違え、行き過ぎると児童支援施設に送致になったりという問題にも繋がります。

💙見て見ぬふりは駄目なのです。臭い物に蓋をするのではなく、正面から向き合って、間違いは是正し、「恥ずかしい」という気持ちや、「相手が迷惑している」という事を時間を掛けて教えてあげましょう。

正しい価値観を作る事、あるべき姿を教えてあげる事で大幅に改善します。そして何より愛されいる事を伝えてあげて下さい。大切な存在である事を理解するだけも落ち着いた行動がとれるようになります。焦らずお子様と向き合って下さい。