NO.352 続ける上で大切な事は…

NO.352 バランス(中庸)と継続
 保護者心得   【自閉】 【LD】 【多動】 【注意欠陥】

私の昼食です。1玉かじると顎が痛くなります。

やりすぎは良くないというお話を今回はさせて頂きたいと思います。

良いお薬だからと、過剰に摂取したり、使用を間違えると毒薬になってしまう事があります。右に寄りすぎたり、左に寄りすぎるのではなく、極端な行き方をせず穏当に、調和がとれた状態が療育支援に関しても良いのではと考えます。

継続は勿論大切です。

言語療育をご家庭で実施される場合でも、お友達のプライドを著しく傷つけるような対応は絶対に避けなければなりません。

話したくても話せない。声を出したくても、出す事が困難な場合、繰り返す指導は重要ではありますが、お友達が嫌になるほど指導するのは絶対によくありません。

やりすぎは厳禁なのです。

発語に挑戦する機会を沢山確保する事は大切です。しかし、嫌になる程、しつこく繰り返すのは間違いです。

支援機会を沢山確保する事と、嫌になる程の指導は逆効果にしかなりません。

大切なのは支援機会の確保なのです。

「機会」が大切で、「無為な長時間指導」が良いのではありません。

7月から始めたウオーキング。「まだ続いてますか?」とのメールも多く頂きますので、私の運動の取り組みを含めてお話したいと思います。

最初は5000歩で1時間、休憩を挟んで、次の5000歩で1時間の2時間10分かかりました

運動する事に慣れ、少しづつ時間が短くなり。


90分に圧縮され、歩くのが楽になってきました。
発語が始まり、調子に乗る頃と酷似します。

さらに時間は短く70分となり。

60分で歩けるようになり、第1段階を迎えます。
伸び続けてきた言語獲得の最初の山場です。

言語の成長も、途中で停滞期を迎えます。

急激に歩きすぎた為、膝が痛くなり始めました。
指導における停滞期です。

痛みが強くとうとうペースダウンする事に…
成長が止まると、好きな事も嫌になります。

誕生日を迎え、こんなプレゼントが届きました。
停滞時は、継続しつつ目先を変え負荷を

平素のトレーニングに腹筋50回と
背筋トレーニングがプラスされました。
音読や平仮名の学習がこれに当たります。
他の支援も勿論継続中です。

その後、こんなプレゼントも頂きました。
レコーダーを使ったり、車中で聞かせたり、
暗誦トレーニング等で目先も変わります。

仕事中でも腹筋が鍛える事が可能に

今はバランスよく運動しています。
療育支援もバランスなのです。
中庸が大切なのです。

珍しく、ぴったり7000歩となりました。私は写真のようにタニタの万歩計を使っているのですが、実は振っても歩数はあがりません。インチキ出来ないのです。毎朝右のクリアボタンを押してリセットするのですが、累積式で記録はその都度変更される私にとっては優れものです。
食事も6月7月の半分程度となり、炭水化物の摂取も大幅に減りました。それまでは食事制限されていたので、嫌々していましたが、自分から進んで取り組めるようになりました。

療育支援も楽しくなければなりません。しっかりと評価され自己肯定感が持てる事も大切です。

そして何があっても、間断をつけるのではなく毎日継続する事が大切なのです。
やりすぎず、でも毎日バランスよく繰り返す事が大切なのです。

1年生のダウン症のお友達からもプレゼントを頂きました。

このお友達は、年少の1月から現在まで継続的な支援を行い続け、平仮名・カタカナを覚え、音読し、書道にも取り組み、毎日日記を書き、そろばんの練習も毎日行い珠算検定にも合格されています。

バランスよく継続する事でこんな素晴らしい書をしたためる事も出来るのです。
偏らず、中庸を守り、しっかり継続させる事で成長は必ず獲得できます。
勉強を教えるのに、嫌いになっては元も子もありません。

バランスに気を付けて下さい。