NO70.加筆「バリア」は無用です。

加筆「バリア」は無用です。

一部加筆して再投稿させて頂きました、宜しければご再読お願い致します。

沢山の保護者の方とお会いする中で、どうしても現状を認める事が出来ない方にお会いする事があります。多くの場合本当は、何かがおかしいとは感じておられるのですが、残念ながら、多くの場合それらの兆候を一切お認めにならず、ほぼ全否定されます。本当はわかっていらっしゃるのでしょうが、お子様の問題に目をつぶられ、見て見ぬふりをされ、問題を先送りされたままで、何とかしたいとご来所される心のバリアを張り巡らされた保護者の方が、時折ご来所になります。

今回は、発達障がいをお認めにならない保護者のお気持ちが「何故そうなったか」そして、その思いが「どれほどお子様にとって不利益か」等これに付随する問題を包括的にお話したいと思います。

ご存じの通り、私ども三葉グループは、複数の事業部門によって構成された教育ボランティア団体で、大きくは以下5つの事業部門に分かれております。

① 児童発達支援事業や放課後等デイサービス等の療育支援を行う療育部門である「COMPASS発達支援センター」

② 国内をはじめ、全世界の日本人学校並びに、補習校300校に学校教材並びにあらゆる設備備品をお届けしている学校教材部門の「教材のみつば」

③ 書籍の出版、各種デザイン、プリント教材、デジタル教材の開発等を行う出版デザイン部門を統括している「えすぷり」

④ 小学校から高校生までの不登校から、学習指導まで行ってきた就学後の指導を行う教育支援部門の「創秀館」

⑤ そして幼児期の能力開発とFC運営並びに、幼稚園・小学校受験に特化した幼児教育部門の「みつば会」がございます。

バリアを巡らされた方がよくお出でになるのは⑤の「みつば会」です。手前味噌でございますが、「みつば会」は高い合格者数と高い合格率を誇っている幼児教室で、昨年だけでもKBC九州朝日放送様、FBS福岡放送様のニュース番組等でもお取り上げ頂く程の幼児教室で、毎週沢山の方々と入会面談や、子ども達の知能検査を実施させて頂いており、何処かに受験させたいと「強烈なバリア」を張られている保護者の方々とご面談させて頂く事が多々ございます。多くの場合は、「全ては強い個性」として捉えられことさら問題視されません。

「動き周るのも個性」「奇声をあげるのも個性」「みんなと同じように行動出来ないで何が悪い」と開き直られ、私達のお話しに耳を傾けて頂けるようになる前の、初段の面談は非常に激昂されてしまわれます。そうなると私共の職員でもご対応出来るのは僅か数名で、ともすると最悪支援の機会を失くしてしまわれるという結果となってしまわれます。

既報の通り、小学校受験や、幼稚園受験においても例年5%から10%の子ども達は何等かの特性をもっておられ、その事実をご理解された上で、私共の会員のご紹介等で来られる場合は、耳を傾け適切な対応を目指して頂けるのですが、単純に来所され激昂されたまま帰られると、(※後述致します)本当に残念な結果となってしまわれます。

私共の社会貢献事業である、「子育てひろば」の無料教育相談にお申込みされる中でも、状態を認識できない「バリア」を張られた保護者の方とのお出会いがございますが、教育相談においでになった根底の要因に目を向けて頂けるように、お話しをさしあげるとまず耳を傾けて頂け良い結果を得られる事となります。

COMPASS発達支援センターに直接お問合せ頂く方は、お子様の特性を理解されておられ、1歳6カ月検診や、3歳児検診等で医療機関からの指導があったり、幼稚園様、保育園様からのご指摘があって、既に療育センター等の専門機関に通所されているケースも少なくございませんので、支援内容や方法に関してのご理解も早く、円滑に療育支援を進める事が可能で、ご承知の通り、様々な進歩と成長を日々獲得致しております。

「訴えてやる」

強い心のバリアを巡らされたまま来所され、私共がお子様の特性に関して、「多動性の兆候が…」或いは「自閉的傾向が…」と所見を申し上げただけでも、裁判で訴えてやるくらいの剣幕で激昂されるケースが見受けられます。

「このままでは、普通学級への進学は難しいと思います。」と申し上げると「普通とはどんな様子をさすのか???」「学校は個性を認めないのか???」「あんたは専門家なのか!!」「お前に判断する資格があるのか…」「主人は(〇〇教授OR〇〇科医)で、この子は主人の小さい時と同じと祖父母からも言われていて…」と、全ての特性を否定され、あらゆる事にクレームをつけられる事となります。激怒されている場合は、いっときは全く話にすらなりません。話の矛先も滅茶苦茶となり、非常に攻撃的になられてしまわれます。

「今までそんな事は言われたことがない」

言える訳ないのです。冷静にお考え頂くとおわかり頂けるのですが、ちょっと助言をさしあげただけで、非常に攻撃的になられるので、通っておられる幼稚園の先生も、保育園の先生も、小児科の先生も、知人もお友達もご親戚も誰もアドバイスしてくれないのです。「君子危うきに近寄らず」「さわらぬ神にたたりなし」なのです。

保護者の方が怖いのです。それで誰も本当をお話しにならないのです。誰もその事に触れる事が出来なかったのです。つまり「言えなかった」のです。ご自身が怖がられている事も薄々気付いてはおられるのですが、感情が先でお話しを理解されようとはしないのです。だから「今まで誰にも言われた事がない」というお話しになってしまっているのです。

「バリア」を張っている保護者の方はどなたも非常に教育熱心です。そして多くの場合お子様を溺愛されているケースが非常に多く、家族一丸となってお子様を守っておられます。

多くの保護者の方々は、高い人間力を備えておられ、知識的にも学識的にも非常に高く、更にコミュニケーション能力にも非常に長けておられます。人格的にも素敵な人が多いのですが、あらんことか禁句に触れると豹変され、何とも残念な限りではありますが、理性を失われて、暴発されてしまわれます。お子様に対しての思いが強ければ強い程、激しく反応される事となってしまいます。

発達障がい等の知識も、非常に豊かでいらっしゃる方が多く、それらの知識をもってしてお子様を全力で擁護されるので、しっかりとした学識が無ければ対処できない事となってしまいます。時には指摘した者の心や人間性までを粉砕する勢いで攻撃され、別な意味で畏怖される存在になられてしまいます。

怖くて誰もその問題に触れる事ができなくなってしまいます。別な言い方をすれば、問題に触れさせないようにされてしまっているのです。進歩と成長を得られるチャンスを捨ててしまっているように感じられ、本当に残念でなりません。

私は長いボランティア活動の中で、子ども達の差別問題、不登校児や、児童虐待等のネグレクトの問題、非行に走った子ども達の支援や、保護者の生活指導、果ては反社会的活動に加わっている人達等とも何度も何度も対峙して参りました。本職と言われる方に取り囲まれた事も、押しかけられた事も何度かございます。齢を重ね、指導した直接指導した子ども達も3000名を超え、ありとあらゆる職域の方も存じており、今ではあらゆる方々のご理解を頂いておりますせいか、また生来の性格からか、少々脅されようが、恫喝されても、子ども達の為であると考えれば、誰であっても相手を諫め、本当に子ども達の事を考えて頂けるようになるまでお話出来るのですが、普通の職員は怖くて対応出来ないのが現実で、一般の施設ではまず投げ出してしまわれると思います。

全て受け入れてあげて下さい。

お子様の全てを、いったん全て受け入れる事から解決策が見えて来ます。いい事も悪い事も全部受け入れる気持ちが大切です。そして絡まった問題の糸を解きほぐす事が何よりも大切だとご理解下さい。冷静に考えればわかりきった事ですが、どなたであっても、一生お子様の面倒が見れるわけではないのです。一生庇護する事は出来ないのです。自立の道を探さぬ限り保護者の心の安寧は得られません。お子様に何等かの障がいがあっても、乗り越える為の取り組みを続けられれば、必ず得られるものがあるのです。

嘲る者はいないのです。

認めたくない要因の1つに、「我が家の家系にこのような…」とお考えになっておられたり、「白い目で見られるのではないか…」「弱みを見せる事になるのではないか…」「親戚の目が…」「周りの目が…」「近所の目が…」「他の兄弟姉妹が同じようにみられるのでは…」といったご心配もその心の背景に見え隠れ致します。誰もご家族を笑う者はいないのです。もしもそんな戯け者がおりましたらそれこそ全力で叩き潰して下さい。そんな心ない者などは、相手にしなくてよいのです。人間のベクトルが違うのです。私達は全力でお子様の進歩を勝ち取ろうとする者です。どうぞ安心して心をひらいて下さい。

そして一日でも早く…

1年でも半年でも1ヶ月でも1日でも早く適切な療育支援が受けられる事が最善の方法です。守っていられるのは幼い時だけなのです。10年経ち、大きく成長し、力が制御できず暴れるようになってしまったらどう対処されるのでしょうか?いつまでも保護者が壮健なわけではないのです。今取り組む事が重要なのです。今からでも始める事がお子様の未来を少しでも明るくする道なのです。

冷静になられる事が一番です。今から何をすべきかもう一度お考え頂く事が最も大切です。本当は答えの殆どを知っておられるケースが殆どです。それをお認めになるのが御辛いのです。しかしお子様にとって一日でも早く適切な療育支援が受けられれば、お子様の持つ問題を1つでも早く解決する事が不可能ではなくなるのです。療育支援を始めたその時から、お子様の可能性は大きく膨らむのです。

周りの声に耳を傾けて

本記事をお読みになっている方の中でも、該当される保護者の方も少なくないと思います。どうぞ周りの意見に聞く耳を持たれて下さい。そして頑なに閉じられた心を開いて下さい。認める事で楽になる事もあるのです。

お近くの専門家の意見や指導を仰いで下さい。それがお子様の成長の第一歩なのです。怒りは何も解決しません。怒りにまかせた言動は、お子様にとっても、保護者の方々にとっても何らプラスはないのです。冷静なご対応が大切なお子様の未来を切り拓きます。解決策を全力でお探しになって下さい。適切な療育方法は必ずあるのです。努力を重ねられれば、少しずつでも改善する事ができるのです。「千里の道も一歩から」今からでも決して遅くないのです。頑なな態度は、お子様の未来を潰しているという事にどうぞお気付きになって下さい。

私共が提唱している療育支援は、教育的支援です。成果主義というスタンスをとっております。常にお子様の進歩と成長を目指すものであり、言語が問題であれば、必ず語彙を獲得して帰って頂いております。多動が問題で1分とじっとしておれなかった子ども達が5分、10分、15分最後には、2時間以上静かに着座して課題に取り組む事が出来るようになるのです。自閉症でお友達と接する事が出来なかったお友達も、数週間でお友達に声掛けし、協調して取り組む事が出来るようになるのです。進歩と成長が得られるにはその特性の問題や、学齢の違いもあり若干異なりますが、正しい取組みがあれば必ず成長します。私達は見守り支援等は一切おこなっていないのです。

今回取り上げております「バリア」を張っておられる保護者の皆様が本来希望しておられるのは、お子様の進歩と成長です。従いましてレスパイトや見守り、レクレーション中心の療育支援ではまず望まれる結果は得られない事をご理解下さい。どうぞ成果主義に徹して下さい。私どもでは、言語B1で、2年以上も他府県の療育センターに通われて3語程度しか話せなかったお友達でも、初日に新しい言葉を話す事ができております。今では単文を読み、300語以上の単語を話します。どうぞその知識を活かして力のある療育支援者を探されて下さい。適切な質問する等してお探しになる術は持たれていると思います。諦めずお子様にとって適切な支援が出来る施設を探されて下さい。

近隣であれば、幾らでもご支援さしあげるのですが、遠方で通所が難しい方は、どうぞ支援方法をご自宅で実践されるおつもりで月に1回でもご来所下さい。今回私共は遠方でのサポートシステムの構築も致しておりご家庭での支援可能となって参りました。遠くても現在通所に1時間以上かけて通所されている方も複数名おられますが、それぞれ高い成果を獲得されておられます。どうぞ悩むのは止めて、勇気を出してお問い合わせ頂ければと思います。お子様の為に、門をたたく事、一歩踏み出す勇気を持たれて下さい。私達は心からお子様の成長と保護者の皆様の安寧を願っております。※残念な結果のお話しは最下部に記載しております。

脅すのは程ほどに

最後に、「訴えてやる」と簡単に口にされる方がおられます。これは、本当に裁判をされた事がないから言えるお言葉であると理解しています。争い事からは得る物はございません。私は約30年の団体運営を通じて、子ども達の権利や、職員の利益を守る為に、民事・刑事の裁判を何度も経験しておりますが、一般の施設や指導者は通例免疫はありません。そんな事を言われたら萎縮してしまいます。

裁判、裁判と簡単に言われるのですが、裁判はタダでは出来ません。訴訟内容によりますが、弁護士への着手金も最低でも数十万、長引くと数百万の費用がかかります。賠償請求金額が大きくなればなるほど着手金の金額は跳ね上がります。良い弁護士先生ばかりではありませんので、無理だな…敗訴するな…と思っていても、負けても関係ないので良い先生でなければ、ニコニコして相談を受け付けて下さいますが、着手金等は残念ながらまずかえってきません。

和解ならまだしも、敗訴した場合は相手側の費用も含め全額個人負担です。最悪は損害賠償請求までされる事となります。また何度も何度も裁判所から呼び出しがあり、ご自身も出廷しなければなりません。近隣ですと相手と常に対峙する事となります。呼び出しも基本的に個人の都合等関係ありません。お仕事を持たれている場合業務も滞ります。労多く得るものはありません。怒りも裁判が終わるころには忘れてしまっています。

職員の名誉を守る為に名誉棄損で係争した事がございましたが、判決が出るころには無駄な事をしたな~というのが率直な感想でした。名誉棄損された当該職員も「めんどくさい…」というのが本音で勝訴致しましたが、誰も嬉しくもなんともありませんでした。私は何度も経験がありますが、一般の施設や指導者はまずこんな経験も無いと思いますし、「訴える」と言われているご本人自体まずそのような経験はお持ちでないと思います。

このような問題をとりあげての裁判は本人も相手も疲弊する無駄な行為であると断言致します。

本当に訴訟問題を経験していたら、余程の事が無い限り話し合いで済ませようとされるはずです。基本このような事での係争るのは愚行としか言いようがありません。話し合いこそ大人の対応であり、最も効率的であると承知しております。最近はネットを駆使した裁判もありますが兎に角面倒の一言です。精神的に大人であれば、こんな事で裁判など本来口にしないのです。

私共は過去一度たりとも敗訴した事はございません。それは私共のボランタリティー精神に、ご賛同頂いている先生方が、顧問弁護士を務めて頂いておりますお蔭であります。そして私共の活動に関して、係争事案のみならず様々な問題のアドバイス頂いております。

法務に詳しい者も職員に数名おりますので、少々の問題に直面致しましても私どもはまず困る事はございません。しかし、一般の施設や指導者(教職員)は違うのです。私は「訴えてやる」と言われても全く意に介しません。驚きません。夜も熟睡出来ますしその事に悩んで業務が疎かになる事もございません。気にもしませんおで、ストレスで心が病む事もございません。しかし、一般の施設や指導者はそんなわけにはいきません。一般の指導者に対してはまさに「言葉の暴力」と同様ではないかと考えます。

非常に酷い対応です。普通の人であれば大騒ぎです。心配で夜も寝られません。仕事にも家庭にも影響がでます。極度のストレスから心の病気になったという事案も耳にした事がございます。業務中に事故にあったような事案も知っております。人間はそんなに強くないのです。心はともすると直ぐに折れてしまうのです。

お子様や、ご自身、ご家族を庇護しての一言であっても言い方1つで、激烈に相手を傷つけます。どうぞそのような子供じみた発言はおやめになって下さい。繰り返しますが裁判は、基本的に勝訴しても、和解してもプラスになる事はまずございません。何もいい事はないのです。何より「訴えてやる」というのも状況によれば状況により法に抵触する可能性も無きにしもあらずとご承知おき頂きたいと思います。一種の脅し、脅迫行為と同様であるとご理解下さい。場合によっては、偽計業務妨害に問われる事すらあるのです。

私達は、子ども達を支援し、ご家族の皆様に笑顔を取り戻す為に約30年に渡って取り組んで参りました。人生の大部分を子ども達の未来に捧げきた組織です。かかる火の粉を払いのけるため顧問弁護士の先生方もお願い致しておりますが、決して争いを肯定しているわけではございません。私も鬼瓦のような顔をしていますが、本質的には平和主義者です。

怒りは何も生みません。そのパワーをどうぞお子様の支援に傾けて下さい。どうぞ信頼できる療育支援者をお探し下さい。心を開けば必ず見つかります。専門機関や行政の窓口に行かれるのも良いと思います。様々な相談機関もありますので、ありのままをご相談下さい。それが何より解決の方法であるとご理解下さい。

バリアを開放して下さい。

バリアは不要です。バリアはお子様の為になりません。障がいを認める事は非常に御辛い事であると重々承知しておりますが、どうぞ心を開いて下さい。妙な見栄は捨て去って下さい。そしてご家族でお子様の為に立ち上がって下さい。本当の支援者は保護者しかいないのです。守るべきは体面や見栄ではなく、お子様の未来なのです。お子様の特性が少しでも緩和され、進歩がみられ、良くなれば、あんな事もあったねと、問題を忘れてしまえるような事でもあるのです。

お子様の全てを愛して下さい。お子様の全てを認めて下さい。進歩と成長を願い、その為に必要なアクションを起こして下さい。待っていても何も解決しないのです。目をつぶっていても変化は得られません。成長と共に解決するような事はないのです。未来は勝ち取るものです。道端にころがってはおりません。どうぞお子様の為に、ご一緒に頑張りましょう。私達も心から応援させて頂きます。

※残念な事案 一生の不覚

嘗て、面談させて頂き、お子様の問題を指摘した結果、激昂され暴言を吐いて席を立たれた方がおられました。その時は年少さんで、正しい取組みを行えば、小学校就学までには多くの問題は解決出来ると確信致しておりましたが、ご両親はどうしても納得されず激昂された上に、捨て台詞を吐いて帰ってしまわれました。

その時は受験の相談でお出でになったのですた、それから10年後ご両親も離婚され、他害行為も途中から出始めた結果、家庭内暴力も酷く、家中バットで殴って壁もドアも穴だらけで、お母さんが前日前歯をへし折られ、顔面に青あざを作って泣きながらお出でになるという事案がございました。

その時ほど立ち去ろうしていたご両親をおとめすれば良かったと悔いた事はございません。小さい時はお子様の特性はあったもののまだご両親でも制御出来たので、傍から見れば幸せ絶頂のご家庭に見えた事であろうと思います。

10年後のご家庭はまさに地獄となっておりました。既に中学生になっており、不登校で、悪い仲間にも良いように使われ、家からお金を持ち出し、揚句に母親や祖母にも暴力をふるい、シンナーを覚え、自分の拳で壁を殴っても痛みを感じないので、両手を骨折するまで殴って血だらけでも判らない、親を殴っても覚えてない…この地獄は止められたはずでしたが、私もまだ30代と、全てにおいて未熟で保護者を御する事ができませんでした。

そのご家庭のご支援には数年の時間が必要となり、成人となるまで保護者の心の安寧はございませんでした。繰り返し申し上げたいのは、適切な支援なくして望む未来は得られません。このような経験もあったからこそ、心を鬼にしてでも、子ども達の為に何があっても向き合っているのです。本気で対峙しているのです。生半可な気持ちで子ども達と接しているわけではありません。お金の為でも、名誉の為でもありません。1人でも多くの子どもを救う事に私は人生を掛けているのです。覚悟が違います。

最後に

子ども達の人権、保護者の人権全て大切ですが、支援者(指導者)にも人権があるのです。辛辣な言葉は全てを喪失させます。やる気を削ぎます。得られる物も得られなくなってしまいます。支援者も人間です。支援者も間違います。完璧ではないのです。泣きますし、悲しみます。何を言われても平気ではないのです。支援者も人間ですので壊れてしまう事をどうぞご承知おき下さい。

私共の三葉グループの「三葉」は「愛」「希望」「信頼」をもって、保護者とご一緒に私達指導者の持ちうる技術を駆使して子ども達と向き合う意味で命名いたしております。どうぞお子様の為に、その力をお貸し頂ければ何よりです。

大分、福岡でお子様の支援でお悩みの保護者の方は093-475-0449までご連絡下さい。