NO71.療育支援者の皆様へ

療育支援者の皆様へ

私共は指導者教育機関ではありません。

最近は、療育関係者の方々からも沢山のお問い合わせ頂いておりますが、残念ながら私共は療育に携わる指導者を教育する機関ではございません。頂いたメールは一読させて頂いており重篤であると思われる問題に関しては業務の間隙をぬってアドバイスをさしあげておりますが、業務連絡並びに、お取引関係や、実際に指導を行っている保護者の皆様を含め、処理すべきメールだけでも毎日100通を超えるご連絡を頂いており、レスポンスよくご返事するのはまず不可能であるとご了解下さい。

ご返事は要件のみでご容赦下さい。

内容により要件のみ数行のアドバイスしか出来ない返信メールも少なくございません事をご了承下さい。各記事にコメントを頂くようにすれば良いのかもしれませんが、パソコンに張り付くわけにもいかず、承認するか否かの問題も多発しそうでコメントの受付も現在致しておりません。実際に頂く保護者からのメール返信も要件のみでお許し頂いているのが現状ですし、メールするよりお電話さしあげる方が早いので、お電話で対応する事案も少なくございません。本当に忙しくしております。稚拙なご質問や、思慮のないメールに関しては、ご返事出来ませんのでご容赦下さい。

ご勘弁下さい。

お友達になりたいメールも沢山頂くのですが、電脳世代ではございませんので、ご面識のない方とはなかなか難しいように感じます。また私は既婚者ですので、女性の方からの個人的なお誘いも困ります。写真添付等本当に困ります。話が聞きたい、お食事のお誘い等も頂きますが、見知らぬ方にご馳走になるわけには参りません。講演会や、勉強会も実施して参りますので、どうぞその時にお出会いさせて頂ければと思います。

魔法は使えません。

何かの冗談かとも思いましたが、私は本当に魔法が使えるるわけでも、神様でもありません。人生をかけて、長い年月、研究と実践を繰り返し付き合ってくれた優れたスタッフに支えられての成果です。私が指導しても、誰が指導しても進歩できる指導スキームが出来上がっているのです。経験の長い者と、浅い者では若干の違いはございますが、私だけが優れている訳ではございません。従いましてそのような事を期待されてのお誘いは本当に困ります。どうかご容赦下さい。魔法は使えません。

教えて欲しい。

私共の療育支援の方法を教えて欲しいというご連絡を非常によく頂くのですが、数年お待ち頂ければご希望に応えられる日が来るやもしれませんが、まだ私共は力不足であり、軽度の発達障がいという限られた子ども達の療育支援方法しか確立できておりません。視覚認知障害等の学習障がいに関してもまだ実践研究段階であります。私どもの系列にEラーニングの草分け的な専門組織もございますので、近い将来療育支援に関わる指導者養成コースも立ち上げ出来るのではないかと考えております。

教材を譲って!

私共の開発した教材を譲ってほしい、購入させて欲しいというご連絡もよく頂きますが、私どもが開発しました療育支援教材は経営革新事業として県の認定を頂き、学校教材として「特別支援学級用ダウンロードシステム」も開発致しており、著作使用権の問題等を含めて一般施設での使用はまず当面難しい事であるとご理解下さい。小学校・中学校の特別支援学級の担当教諭の方、特別支援校の教諭の方に対しては特別支援学級用指導教材「えすぷり」をお使い頂けるよう準備致しております。近日詳細をアップ致しますのでご期待下さい。公立学校、海外日本人学校様は無償でご提供させて頂く予定です。

多いご質問に対して

Q1「どうすればコンパスのような支援がおこなえますか?」

療育支援には、何より専門的な知識や経験が必要です。本来、私達が取り組んでいる療育支援は、何ら経験も知識もないのに出来うるお仕事ではありません。理想だけではどうしようもない事をご理解下さい。

Q2「どうすればもっと効果的な療育支援が出来ますか?」

まずは大学、大学院や専門の支援機関で基礎的な知識を身に付ける必要性があると思います。知識なくしてスキルアップは出来ません。知識を身に付ける努力をされなければ、私どもの支援の理論のご理解すら難しいと思います。

Q3「どこでコンパスと同じ療育支援方法を習えますか?」

残念ながら、私どもの療育支援方法は独自の指導技術であり、使用している全ての教材も全てオリジナルです。独自開発された療育手法だからこそ、今までの療育支援の中では考えられないような結果がでているのです。どこの大学でも私共と同様の研究成果を得られている事例を私は存じません。私どもの施設に参画頂く以外習得方法はないと思います。「指導ボランティア」として長期研修者をお招きする計画もございますが、現在各種法令に関しての整備問題もあり問題が解決した際に別途ご案内させて頂きます。

Q4「どのような資質や能力が必要ですか?」

子どもが好きなだけでは務まりません。保護者に対してアドバイスしたり、相談にのったり、正しい情報を与える等相談対応能力も必要です。そして学び続ける力も必要かと思います。医学的にも、専門的にもしっかりとした知識が習得出来るまで時間をかけて学びとられて下さい。保護者の職業も様々です。医師もいれば、教職の方も教授職の方も少なくありません。保護者の皆様に劣らぬ療育知識とそれを伝える情報発信能力を獲得して下さい。そして楽しく業務に取り組める事も大切です。施設内の人間関係に気を付けわなければならないようでは難しいと思います。素直に聞き入れる力も必要ですし、問題を取り上げ、改革を目指す気持ちも必要です。そして何より人を思いやる気持ちが最も大切であると思います。

Q5「現在取り組んでおられる療育結果や指導方法について」

私達は指導法に関して、批判する立場にはありません。現在取り組まれておられる支援事例のご相談も頂くのですが、観察されている視点も違い、全容を文面だけで状況を把握する事は非常に困難です。従ってアドバイスも非常に難度が高く、本質的に正しいアドバイスであるかも自信がもてませんし責任もとれません。今までも幾つかアドバイスさせて頂いた際、注釈をいれておりましたが、あくまでも参考程度とお考え下さい。本日以降しばらくの間、御取組みされている事案に関してのご質問に対してのご返事は控えさせて頂きたいと考えておりますのでご容赦下さい。

存じません。

本来業務として携わる以上、しっかりとした経験と知識なくして正しい療育支援はあり得ないのです。最近、流行りだからと、児童発達支援事業や、放課後等デイサービスに参入されている事業所が少なくなく、全く経験のない職員を採用された上で、私共に「効果も出ないのだが、どうしたら良いでしょう?」といったお問合せも頂き、時に非常に複雑な気分になる事がございます。お断りすると、ともすると責任転換される方もおられる始末で非常に困惑しております。そもそも私共とは、まったく経営理念等が違い、価値観も全く異なっておりますので、ご一緒する事はまず難しいと思います。残念ではございますが、別な道を模索頂くのが宜しいかと思います。

責任をもって下さい。

支援の仕方を間違えると子ども達の未来を潰しかねないのが私達の仕事です。私達の仕事はとても重要な仕事で、付け焼刃で取り組むべきお仕事とは断じて思ってはおりません。私共は他の施設のご指導するような立場にはございませんので、どうぞ専門機関等に通われ、現在日本国内で提唱されている最新の療育手法を学んで頂き、適切な療育支援の場の提供を目指されて下さい。施設を構え、通所者を受け入れている以上はプロでなければならないはずです。素晴らしい指導者になられる事を願っております。

お子様の事でお悩みの方は093-475-0449までご連絡下さい。