NO254.夏用 約束チャーム

NO254.意識する大切さ…
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発達障がいのお友達に、約束を遵守させる事は容易ではありません。つい叱ったり、なじったり、怖い保護者の前では意識出来ても、監視がなくなったり、何等かの要因でタガが外れると約束を忘れるばかりか、暴走してしまう事も少なくありません。

約束を守らせるのではなく、約束に気付かせる事、身に付ける事が大切です。

今回は約束チャームの夏バージョンをご紹介します。


メッシュで出来ていて通気性も抜群です。

チャックの中に約束やお手紙が入っています。お約束が透けて見えるので、文字認識が出来ているお友達には、保護者の思いも伝わりとても効果的です。

支援の際、腕につけてきてくれたのですが、今日一日お約束通り、「しゃべらず」衝動欲求に対してしっかりと「我慢」できました。



これは昨年ご紹介した約束チャームです。



締め付けが抜群の強力リストバンド

約束チャームの効用に関しては、約束チャーム強力リストバンド の項目に記載しておりますのでご一読頂けばと思います。

約束に気付かせるだけで、達成度は大幅に進歩します。達成に際して褒め、賞賛し、子ども達と一緒に喜ぶ事も大切です。何度も何度も反芻出来るように褒めてあげて下さい。達成度は益々高くなります。

わかっていても、我慢できず衝動行動に出たり、つい一言話してしまう事もありますが、行動に移るまでの時間に必ず変化が生まれます。我慢出来た時間をまず褒める、「もうちょっとだね。」と声掛けするも可能です。

微細な変化を見逃さず、褒める事で、最初は10秒の我慢でも、それが20秒になり、40秒になり、1分になり、ついには自己制御に繋がる魔法のツールです。声掛けをするきっかけを作る事が出来るのです。

褒める機会が増えれば増えるほど、子ども達の可能性は拡大します。是非、挑戦して下さい。